第33話 まじめダーリンとあそびダーリン
あらすじ・感想
サマンサはダーリンとマイアミ旅行に行く予定で、荷物の準備をしている。会社でダーリンはスタン科学の仕事を頼まれて、旅行だと断ろうとするが断りきれずに仕事をすることに。
サマンサも仕事だとわかってくれて、怒ることなくダーリンに飲み物を出したりなどサポートしている。ママは6回もダーリンに旅行をすっぽかされたサマンサを見て、それ見たことかと嫌味を言っていた。
書斎のダーリンの部屋へこっそり入り込み、魔法でダーリンを2人に分けてしまった。書斎にいるのは堅物で融通の利かない真面目なダーリンで、もう1人は陽気で遊び好きなプレイボーイのダーリン。
陽気なダーリンはサマンサを呼び、今すぐマイアミに行こうと誘ってサマンサも大喜びしている。サマンサがサーフィンの本を取りに書斎へ行くと、2階にいるはずのダーリンが仕事をしていてびっくりし、ママの仕業だとようやく気づく。
ママのアドバイスでサマンサは陽気なダーリンとマイアミに行くことに決め、真面目なダーリンにはママと行くと報告してOKをもらう。マイアミで遊びまくるダーリンにサマンサは付いていけず、会社では真面目なダーリンにラリーやクライアントもうんざりしていた。
エンドラはいつもユニークで面白いアイデアを思いついて、楽しむ術を知っていますね。
忙しいダーリンを2人に分けるなんてなかなかだし、ノリのいい陽気なダーリンとはすっかり馬が合っていました。
サマンサも最初は陽気な遊び人のダーリンに満足していたけど、やっぱり優しくて真面目な面がないダーリンじゃ魅力も半減だったのでしょう。
一方、真面目ダーリンは仕事一筋で、ラリーやクライアントに食事する暇さえ与えてくれなくて、仕事や科学の話ばかりで面白みが全くありませんでした。
いくら仕事ができて有能な人でも、堅物すぎて冗談さえ通じないとやっぱり疲れてしまいますね。
光と影みたいなものでお互いに正反対の性格をしていたから、2人が対面した時には嫌い合っていましたが、無事の元に戻れたほっとしました。
ゲスト
サンフォード・スターン – フランク・マクスウェル
フランシー – ジョイ・ハーモン
ジョー – ジェリー・カトロン
DATA
原題:Divided He Falls
放送日:1966/5/5
監督:R・ローバート・ローゼンバウム
脚本:ポール・ウェイン
第34話 犬もバければ…
あらすじ・感想
ダーリンがバツ印を付けたカレンダーを持ってきて、サマンサが29日も魔法を使わず新記録達成だと喜んでいる。あとちょっとで1ヶ月になるので、このままがんばろうと励まして会社へ。
その直後、キッチンに魔法使いが現れるがサマンサは誰だかわからない。本人いわく、子供の頃サマンサに子守りをしてもらったロドニーで、サマンサを愛しているとしつこくつきまとうが、サマンサは追い払ってしまう。
ダーリンが帰宅すると迷子の犬を連れていて、片時もダーリンの側を離れず放っておけず飼い主探しをするので、しばらく預かるとのこと。サマンサはロドニーが犬に化けているのに気づき追い出そうとするが、ダーリンは気持ちを変える様子はなし。
翌日になってもロドニーはしつこくサマンサに迫るが拒否され、別の方法を試すことに。お隣のハリエットがやって来てロドニーはガウン姿になり、サマンサを浮気していると思い込ませる。さらに、ダーリンの会社へ行って犬の飼い主だと名乗り出て、引越しのため犬を手離すかもしれず、後で連絡すると伝える。
サマンサの身内や友達には個性的な人ばかりいて、今回のロドニーもストーカー顔負けのしつこさでした。
子供の頃にお守りしてくれたシッターさんは優しくて愛情をたっぷり注いでくれるから、好きになってしまう気持ちも、まあわかります。
けど、大人になってからもそれを引きずっているなんて、いくら魔法使いでもちょっとおかしいですね。
犬に化けてダーリンに気に入られて、ちゃっかり家に入り込んでしまうなんて、ロドニーも考えました。
ハリエットはグラディスさんよりもまともそうだったのに、血は争えないのかやたらとスティーブンス家にやって来たり、グラディスさんみたいに不思議な光景を目にしてばかりいます。
色々とありましたが夫婦の絆は深くて、ダーリンもサマンサの言うことを信じて真実を暴こうと一芝居打ったんですね。
けんかになってサマンサもさぞや不安だったでしょうが、真意がわかってますますダーリンに惚れ直したことでしょう。
ゲスト
ハリエット・クラビッツ – メアリー・グレイス・キャンフィールド
ロドニー – リチャード・ドレイファス
ロドニーの母 – バーバラ・モリソン
DATA
原題:Man’s Best Friend
放送日:1966/5/12
監督:ジェリー・デイビス
脚本:バーナード・スレード
第35話 金のナル木
あらすじ・感想
ダーリンは仕事で大忙しで、サマンサが一緒にランチを取ろうと誘っても、得意先のトニーと約束が入っていると断られてしまう。
ママが現れてダーリンが浮気しているのではとサマンサに吹き込むが、サマンサはダーリンに限ってそんなことはないとママをなだめていた。
予定が流れたのでママにランチに行こうと誘い、ママは魔法で素敵な洋服へとその場で着替える。そんな2人の様子を探偵のリーチが窓から見ていて、いいネタができたとほくそ笑んでいた。
サマンサはダーリンと独身時代によくデートしたレストランへとママを連れて行くが、ママはダーリンが美しい女性と一緒にいるのを発見する。サマンサはただの仕事相手だと聞く耳を持たない。
その夜、ダーリンは早めに帰宅してサマンサの食事を上で待つことに。その間にトニーが仕事の件で訪ねて来るが、ダーリンの浮気相手だと勘違いしたママはトニーを猫に変えて姿を消してしまった。
リーチはこの騒動もしっかり目撃していて、キッチンから猫になったトニーを連れ去ってしまう。
サマンサの天敵リーチが再登場して、また悪巧みをしてサマンサを困らせていました。
前回のメキシコに飛ばされた程度では全然堪えていないみたいで、復讐して金儲けする機会をずっとうかがっていたのでしょう。
今回はエンドラが魔法を使っているところまで目撃されていて、ゆするネタが増えたと喜んでいましたが、この件をエンドラが知ったらただじゃおかないですね。
ダーリンが浮気していると勘違いしただけで、化粧品会社の社長トニーを猫に変えてしまいました。
娘と自分が人間ごときにゆすられたとなると、動物に変えるくらいじゃすまないでしょう。
サマンサがママを探している時の衣装が魔女っぽかったです。
やはり普段着で空を飛び回るよりも魔女っぽいドレスの方が動きやすいからなんでしょうか。
いつもエンドラが着ている魔女ドレスはカラフルだけど、サマンサのシックな黒のドレスも素敵でした。
ゲスト
トニー・デブリン – マリオン・トンプソン
チャーリー・リーチ – ロバート・ストラウス
カーマイン・リーチ – バージニア・マーティン
DATA
原題:The Catnapper
放送日:1966/5/19
監督:R・ロバート ローゼンバウム
脚本:ハワード・リーズ
第36話 その時どうする
あらすじ・感想
ダーリンはサマンサが魔女だと知ったのは新婚旅行の時だった。ふとサマンサはもっと前からダーリンが魔女だと知っていたらどうしただろうかと考え始めるとママが現れ、真実を確かめてみようということになる。
サマンサはダーリンの家に結婚前に招待されたことがあり、その時に魔女だと告白しようと思ったらしい。ママがその瞬間へ魔法で戻し、サマンサが魔女だと告げることに。初めて部屋にサマンサを招くので、ダーリンは緊張して準備を進めているとサマンサがやって来る。
家に何もないから外へ食事をしに行こうと提案すると、サマンサは自分は魔女だと食事を魔法で出してしまう。驚いたダーリンはサマンサを置き去りにして、ドアから逃げ出してしまい、サマンサは現代へと戻って来る。
その件でサマンサはダーリンに文句を言うが、直後にダーリンは部屋に戻ったとのこと。今度は2人で過去に戻って真実を確かめるため、またママに魔法をかけてもらうことに。
ダーリンのサマンサへの愛はいつでも変わらないから、いつ魔女だと告白されても結局は今と同じ状態になるんでしょうね。
過去に戻ってサマンサが魔女だと告白すると、本当に怯えて部屋を飛び出して行ったダーリンの逃げ足の早さには笑いました。
サマンサがプンプンしているのにも同感です。
独身時代だからサマンサの洋服がどれもとてもキュートでかわいくて、リボンがお似合いでした。
ダーリンまで過去に戻って確かめると言い出し、エンドラもこんな魔法をかけるんじゃなかったとちょっぴり後悔していることでしょう。
ラリーがサマンサを魔女だと知ってしまったのは痛かったですね。
根は悪い人じゃないけどちゃっかりしているし儲けようという魂胆がミエミエだから、サマンサを利用するのは目に見えてしまいました。
DATA
原題:What Every Young Man Should Know
放送日:1966/5/26
監督:ジェリー・デイビス
脚本:ポール・デビッド、ジョン・L・グリーン
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