第29話 ウエルカム!
あらすじ・感想
ダーリンは出張で1週間留守にしている中、クララおばさんがボーイフレンドとけんかして、スティーブンス家へやって来る。ラリーがサマンサに会いに来て、日本からの顧客ニシモトさんをおもてなししてほしいと頼まれてしまう。
日本風の料理を作りクララおばさんも手伝って、着物姿でサマンサとクララおばさんはニシモトさんとラリーをもてなしていた。ニシモトさんは死んだ妻に似ているとクララおばさんの気に入り、デート三昧の日々を送っている。
ラリーは仕事の話が全然できないとサマンサにぼやき、サマンサは魔法を使ってクララおばさんのボーイフレンドに電話させ、仲直りしておばさんはボーイフレンドの元へ帰って行った。ニシモトさんが迎えに来てサマンサが事情を説明するが、ニシモトさんはそのまますぐに東京へ戻ると言い出してしまう。
ラリーがへそを曲げて愚痴っていて、サマンサは事態を何とかしようとスーツケースを持ってニシモトさんを空港まで追いかけて行った。ダーリンに合わせる顔がないとニシモトさんに説明するが、説得には応じず、彼は搭乗口へと急いでいる。サマンサは魔法を使い、美しい日本の客室乗務員とニシモトさんを引き合わせることに。
1960年代ですから、やはり日本の描写がとんでもないことになっています。
クライアントのニシモトさんはどう見ても外人風の彫りが深い顔で、とても日本人には見えません。
クララおばさんの着ていた着物は年齢には不似合いだし、どう見ても時代劇の町娘ですね。
サマンサが着ていた着物の方が落ち着いていて、若奥様っぽく見えました。
おっとりしていて癒し系のクララおばさんは、色んな国の男性にモテモテですね。
ボーイフレンドはこんなにかわいいおばさんを放っておいて浮気するなんて、女性を見る目がないですね。
おばさんもやって来た時には怒っていましたが、電話であっさりボーイフレンドを許してしまったから、やっぱり好きだったのでしょう。
ゲスト
ニシモト – リチャード・ヘイデン
DATA
原題:A Majority of Two
放送日:1968/4/11
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:エド・ジュリスト
第30話 宇宙人あらわる
あらすじ・感想
リモコン操作で動くおもちゃの宇宙船でダーリンとタバサが遊んでいるとサマンサが呼びに来て、ダーリンとサマンサは夫婦で外出。タバサの子守りはクララおばさんに頼むことに。
タバサが遊んでいた宇宙船がどこかへ行ってしまいクララおばさんは魔法で呼び戻すが、巨大化して庭に現れてしまった。しかし、庭の宇宙船はおもちゃではなく本物で、中には宇宙人のオービスとアルファが乗っていた。
帰宅したダーリンとサマンサはおばさんから事情を聞き、明日にはクララおばさんが呪文を思い出すだろうとそのまま寝てしまう。翌朝、お隣の庭にUFOがあるのを見たグラディスさんは空軍に連絡し、空軍の大佐と大尉がスティーブンス家へやって来る。
ダーリンとサマンサは宣伝用の作り物だと説明して、納得した空軍は帰って行った。突然宇宙船のハッチが開き、中から宇宙人が出て来る。
フレンドリーなオービスとアルファをサマンサは自宅に招いて食事をごちそうする。その様子を窓からグラディスさんと空軍の大尉が見ていて、大尉は大佐に連絡しに行ってしまう。
クララおばさんが魔法で失敗して呪文を思い出せないといういつものパターンでしたが、今回はスケールが大きかったですね。
宇宙人は犬から進化した種族みたいで、ちょっとかわいかったです。
Fガンなんて怖そうな武器を持っていると思ったら、フレンドリーになれる銃だとはビックリです。
空軍まで出て来て大事になるかと思いましたが、意外とあっさり解決してしまいました。
タバサも大きくなったからクララおばさんの呪文の一部を覚えていて、これからはクララおばさんの失敗をカバーする係になりそうですね。
ゲスト
タグェル大尉 – エルドン・クイック
バーケット大佐 – ラリー・D・マン
オービス – スティーヴ・フランケン
アルファ – ハミルトン・キャンプ
DATA
原題:Samantha’s Secret Saucer
放送日:1968/4/18
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ジェリーメイヤー、ポール・L・フリードマン
第31話 インチキとは知らないで
あらすじ・感想
ダーリンは副社長になれるかもしれないと言って会社へ行く。しかし、ダーリンが担当したニューヨーク信用金庫の広告にはゼロが7つも不足していて、ダーリンは何度も見直したと言うがラリーは納得しない。
帰宅したダーリンは落ち込んでいて、きっとエンドラやサマンサの親族がやったことで、魔法には太刀打ちできないから、サマンサにも魔法を好きに使えと言い放つ。そんな中、アーサーおじさんがやって来る。
翌朝になってもダーリンはベッドから出ようとはせず、アーサーおじさんがダーリンを説得すると寝室へ。ダーリンに幸運のメダルを渡し、魔法を跳ね返して災難から守ってくれると納得させ、すっかり気分がよくなったダーリンは会社へ向かう。
アーサーおじさんから事情を聞いたサマンサは気が気ではない。メダルの力を信じているダーリンは車で後ろを確認せず道路に出てしまい、サマンサは魔法でダーリンの窮地を救う。
それっぽい幸運のメダルでしたが、まさかスタンドの先っぽだとは思いませんでした。
相変わらずジョーク好きでどこか憎めないアーサーおじさんですが、ダーリンのためにとやったことで悪気はなかったのでしょう。
あのままダーリンが落ち込んでいるよりも、気が大きくなっているかもしれませんが、仕事に打ち込んで前向きなダーリンの方が素敵ですね。
サマンサもおじさんが余計なことをしたもんだから、ダーリンの命を守るために奔走していました。
ちょっと目を離したすきにまさか銀行強盗にあっているなんて、夢にも思わなかったことでしょう。
とにかくダーリンは無事で仕事ももらえたし、めでたしめでたしです。
ゲスト
マーカム – ヴォーン・テイラー
DATA
原題:The No-Harm Charm
放送日:1968/4/25
監督:ラッセル・B・メイベリー
脚本:エド・ジュリスト
第32話 ソウ、のぼせないで
あらすじ・感想
ダーリンが広告の最優秀賞を受賞し、サマンサは喜んでお祝いの準備をしていた。ダーリンが帰宅するとサマンサはダーリンを褒め称え、謙遜しながらもうれしそうなダーリンはサマンサと2人で食事に行くことに。
タバサの世話をママに頼むが、エンドラはダーリンが調子に乗ってのぼせると思っている。周りの人がダーリンの魅力や実力を過大評価して、みんなが褒めてイエスと言うよう魔法をかけてしまう。
翌朝、出社すると秘書があいさつが素晴らしいとほめてくれて、ラリーと一緒に気難しいクライアントの説得に当たる。クライアントはすぐにダーリンを気に入り、大したことのないキャッチコピーを気に入ってしまう。
ラリーのパートナー、マクマン氏からダーリンに電話があり、彼の船に出向くことに。マクマンからも若きプリンスと呼ばれて会社の将来を託したいと言われ、どんどんダーリンは有頂天になっていく。
そのことをサマンサに報告するが、サマンサはできすぎているとママの仕業だろうと疑っていた。会社のパーティーに出席したダーリンとサマンサ。クライアントが次々にダーリンの大したことがないアイデアを気に入り、選挙に出てみないかと誘われてしまう。
いたずら好きなエンドラのせいで、ダーリンは才能あふれる魅力的な人だとみんなから思われてしまいました。
実力以上に評価されていましたが、本人はみんなが自分をほめてくれたから、やっぱり天狗になってしまったのでしょう。
イケてないアイデアを次々に出しては、クライアントから大絶賛されて、ダーリンも気分がよかったことでしょう。
サマンサがピンと来なかったら、イケてないキャッチコピーでクライアントをたくさん失っていたかもしれません。
家中みんなスープに飛びつくとか、どう考えても商品が売れなさそうなキャッチコピーばかりでした。
サマンサに魔法を使ってもらって効いたかどうか確かめるのは、秘書の反応だけでもわかるんですね。
ゲスト
エンジェル氏 – C・リンジー・ワークマン
チャールズ・ギルバート – ビル・クイン
ウィリス夫人 – ジル・フォスター
ラムザー氏 – バイロン・モロー
グレゴリー – パット・オハラ
マクマン – ローランド・ウィンタース
DATA
原題:Man of the Year
放送日:1968/5/2
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:ジョン・L・グリーン
第33話 犬も喰わぬナントヤラ
あらすじ・感想
寝ようとしていたサマンサが窓の外を見ると、パジャマ姿でヒッチハイクしようとしているグラディスさんを見かける。ダーリンはよせと言うが、サマンサは夫と別れると言うグラディスさんに家に来て泊まって行くようすすめる。
翌日から、グラディスさんはパックしたままの顔で食卓に現れたり、健康にいいとおかしな料理ばかり作っている。さすがにダーリンも自分の家なのに居心地が悪くなり、サマンサに早くグラディスさんを追い出せと言ってしまう。
当のアブナーは口うるさい妻がいなくなり、のびのびと楽しそうに過ごしている。サマンサがアブナーのところへ行ってみると、家の中は荒れていて、男連中を集めてポーカーを楽しんでいた。
このままではいつまでもグラディスさんは家に戻らないからと、ダーリンの了承を得てサマンサは魔法を使うことに。グラディスさんがヘンリー・フォンダに似ていると言っていた肉屋の店主に魔法をかけて、アブナーを嫉妬させる作戦だ。肉屋の店主はわけがわからずスティーブンス家にやって来てグラディスさんに花束を渡し、デートに誘うことに。
いつものごとくサマンサのおせっかい発動で、厄介ごとを持ち込んでしまいました。
グラディスさんのパック姿はインパクトがあったし、タバサがあんぐりと口を開けて見ていたのがかわいかったですね。
おっとりしてお気楽なアブナーは妻が出て行ったというのに、1人の生活を満喫していました。
ノリノリで芝刈りしていた姿が妙に可笑しかったです。
グラディスさんもアブナーもお互いにせいせいしたと口では言っていましたが、やはり夫婦だからあっさり元の鞘に戻ってしまいました。
かわいそうだったのが肉屋のご主人で、夫婦仲を戻すためだけに魔法をかけられて、わけがわからず追い出されてしまったのが気の毒です。
ゲスト
デイブ – ドート・クラーク
フレッド – ジョン・J・フォックス
ヘーガースドルフ – アーサー・ジュリアン
DATA
原題:Splitsville
放送日:1968/5/16
監督:R・ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア
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