第1話 ちっちゃくなっちゃった
あらすじ・感想
キッチンにいるサマンサの前にプレゼントを抱えたママがやって来て、珍しくダーリンの名前をまともに呼んでいる。結婚から5年も経ったけど、やっと認める気になったとサマンサに美しいドレスをプレゼントする。
ダーリンはエンドラが裏で何か企んでいると勘ぐって喜ぶどころか、いつものように嫌味を言ってしまう。エンドラは怒ってスケールの小さな男は小さくなればいいと捨てゼリフを吐き、風を巻き起こして姿を消してしまう。サマンサはママが怒っているから何かしてくるはずだと、ダーリンのことを心配していた。
会社へ行ったダーリン。ラリーと身長が同じはずなのに何故か背が低くなり、スーツがダブダブで大きくなっている。ラリーは仕事を休めとダーリンを帰宅させるが、どんどんダーリンは縮んでいた。
グラディスさんはダーリンが車で帰宅したのを見かけるが、背丈は小学生くらいだった。さらに大きさは縮み続け、コーヒーカップくらいの大きさになってしまう。
エンドラがせっかく歩み寄ってくれたのに、ダーリンが素直に受け入れられなかったため、とんだことになってしまいました。
ダーリンを少しずつ小さくして、じわじわ苦しめようとするのがエンドラらしかったですね。
ダーリンを助けたホームレスの男性フランクさんはとてもいい人でよかったです。
物欲もそれほどなくて、メガネとスーツ、子馬だけで大満足していたし、プレゼントがどこから来たかなんて気にしないなんて言っていました。
そんなフランクさんの言葉にダーリンも目が覚めたみたいで、ちゃんとエンドラに謝って丸く収まりましたね。
いつものダーリンvsママのけんかでしたが、今回はちょっぴりほのぼのとしたエンディングで心温まりました。
ゲスト
フランク・オハラ – ディック・ウィルソン
DATA
原題:Samantha’s Wedding Present
放送日:1968/9/26
監督:R・ウィリアム・アッシャー
脚本:バーナード・スレード
第2話 百年前にもどっちゃった
あらすじ・感想
サマンサが買い物に出かけた直後、肩にカラスを乗せたセリーナがやって来て、ダーリンをからかうことに。キッチンに降りて来たダーリンにサマンサに化けたセリーナが熱いキスをしていると、忘れ物を取りに戻ったサマンサと鉢合わせしてしまう。
セリーナが連れてきたカラスは魔法使いのマルコム。マルコムの浮気を知って魔女ブリュンヒルダがスティーブンス家にやって来た。セリーナは急いでマルコムを元の姿に戻して隠れてしまう。
魔女は庭にいたサマンサをセリーナだと勘違いして、怒りと共にサマンサを100年前の世界へと送ってしまった。記憶を失くしたサマンサはジェニーというメイドに助けられ、家主ランスに気に入られて彼の屋敷で世話になることに。
ゴルフから戻ったダーリンにセリーナは事情を説明し、サマンサとキスをしたら2人ともここへ戻って来れると言って、ダーリンを100年前の世界へと送り込む。
相変わらずのトラブルメーカー、セリーナのせいで、サマンサは100年前の世界に送られてしまいました。
当時のドレスがとてもよく似合っていて、ランスでなくてもサマンサの美しさには参ってしまいそうです。
ダーリンは災難でした。
朝からセリーナにからかわれた上にゴルフから戻ったら、妻が記憶をなくして100年前の世界に行ってしまったんですから。
セリーナに言われなかったとしても、ダーリンならきっと自分から100年前に行って、サマンサを助け出すと言ったはずです。
ランス役がジャック・キャシディだったのも驚きました。
刑事コロンボくらいでしか見たことがなかったですが、優雅で気品にあふれていてカッコよかったです。
ゲスト
マルコム – クラーク・ゴードン
ブリュンヒルダ – バーバラ・モリソン
ジェニー – イザベル・サンフォード
ランス・バトラー – ジャック・キャシディ
DATA
原題:Samantha Goes South for a Spell
放送日:1968/10/3
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第3話 タバサのピアニスト騒動
あらすじ・感想
エンドラがタバサに魔法をかけて、ピアノの名人に仕立てあげ、ダーリンはいつものごとく魔法を使わないようにと怒っていた。ダーリンはサマンサにピアノを習って、サマンサが上手になったらタバサに教えてあげればいいと言っている。
サマンサはさっそくピアノを借りてきて、モンロー先生からピアノを習うことに。先生は高圧的な態度で、音階も十分に弾けないサマンサを見下しているようだった。
翌日、ダーリンがいないのをいいことに、エンドラはまたタバサに魔法でピアノを弾けるようにしてしまった。今日もサマンサのレッスンで先生がやって来て、タバサのピアノを聞いて天才だと大騒ぎしている。そんな中ダーリンが帰宅し、タバサはピアニストにはしないと宣言。
先生の気をそらすために、サマンサは別の天才ピアニストを探すことに。魔法である高校の警備員をしている男性の息子マシューは、まさに天才だった。
あきらめの悪いモンロー先生は、世界的に有名な指揮者フェラニーニをスティーブンス家へ連れて来てしまう。サマンサがマシューのことを話そうとしても、全く聞こうとはしなかった。
タバサのピアノも素敵でしたが、サマンサがレッスン前にちょこっと魔法で、ピアノを上手に弾いていたのがツボでした。
魔法なしだと音階もろくに弾けなかったから、つい音楽を楽しみたくなったのでしょう。
エンドラが孫かわいさに魔法をかけてしまったから、とんだ騒動になってしまいましたね。
タバサのことをあきらめさせるために、別の天才ピアニストを探そうというアイデアは面白かったです。
しかも、魔法解禁でサマンサが楽しそうに魔法を使っていたし、マシューは本物の天才で花開いてよかったですね。
エンドラはコリもせず今度はタバサをバイオリンの天才に仕立ててしまって、オチもきれいに決まっていました。
エンドラとタバサのおそろいの衣装もかわいかったです。
ゲスト
アルフレード・フェラニーニ – フリッツ・フェルド
ロバート・ウィリアムス – アーサー・アダムス
マシュー・ウィリアムス – ジェラルド・エドワーズ
ヨハン・セバスチャン・モンロー – ジョナサン・ハリス
DATA
原題:Samantha on the Keyboard
放送日:1968/10/10
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リチャード・ベア
第4話 サム、お嫁においでよ
あらすじ・感想
キッチンで洗い物を終えたサマンサはダーリンとウイスキーを飲もうと、扉をはさんで会話していた。急にダーリンの声が聞こえなくなってリビングに来てみると、ダーリンの姿がどこにも見当たらない。
きっとママの仕業だろうと怒ってママを呼び出すが、ママは何も知らないし心当たりもないと言っている。そんな中、魔女の笑い声が聞こえて来て、姿を現したのはエンドラの古い友人カルロッタだった。
何万年も前にした約束があり、カルロッタの長男にサマンサを嫁がせるという内容で、カルロッタがダーリンを消してしまってライオンの声から逃げ惑うダーリンの姿を見せられる。
仕方なくサマンサはカルロッタの雲の上にある家に行き、カルロッタの息子ジュークに対面する。母親の言いなりになっているジュークは気弱で臆病だったが、サマンサはジュークをけしかけて母親に反抗させようとする。
しかし、作戦は失敗してジュークは母親に逆らえず、サマンサは自宅に戻って来た。魔法で勝てる相手ではないが、きっとカルロッタにも弱点があるはずだとエンドラに話すと、カルロッタとジュークがサマンサを追いかけてやって来てしまった。
エンドラが苦手としている相手のようで、エンドラ以上にカルロッタは魔法が強い魔女のようです。
大昔の約束を今さら守れだなんて横暴だし、息子も素直だけどひ弱な臆病者で、完全なおぼっちゃまタイプでした。
ダーリンはライオンの声に追いかけられるだけで何も覚えていないみたいでしたが、バレたら大変なことになっていたでしょう。
サマンサもカルロッタの性格を瞬時に把握して、嫁姑合戦に持ち込もうとしたのは、いいアイデアでしたね。
ジュークもそんなサマンサの考えが読めたらしく、サマンサに加担して自由を手に入れたようでよかったです。
ただ、奥さんになった相手もママタイプの仕切屋みたいですから、やっぱりしっかりした相手じゃないと物足りなかったのかもしれません。
ゲスト
ジューク – スティーヴ・フランケン
カルロッタ – マーセデス・マッケンブリッジ
DATA
原題:Darrin, Gone and Forgotten
放送日:1968/10/17
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リラ・ギャレット、バーニー・カーン
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