BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン2 第1話~第4話 あらすじ・感想

第1話 遺された思い出

あらすじ・感想

ブレナンはラスと休暇をゆっくりと過ごし上機嫌で、ブースに急いで現場へと連れて行かれる最中だった。列車と車が衝突して1両目が脱線し死傷者が出て現場は混乱状態。

ブースとは顔見知りの病理学者のカミール・サローヤン博士から声をかけられたブレナンは彼女が自分のボスだと紹介され、グッドマン所長がカミールを指名して長期休暇に入ったことを知らされる。

死体は背が高い男性だが車にガソリンが満タンでもこんな燃え方はしないと考えていると、列車に議員の遺体があったこを知らされる。遺留品と歯の照合結果や身体的特徴から、焼死体は元バスケット選手で企業家のウォーレン・リンチだと判明。

リンチは自殺ではなくすでに死亡していて何者かが車の中に死体を置いて、燃えやすくなるように燃料を一緒に車に置いたのだと断定する。

各部門のトップの話し合いにブレナンとブースも参加し、リンチは証券取引委員会に近々告訴される予定だったことから、自社株の暴落で何者かが儲けようとした知的犯罪の可能性が示唆される。

リンチの妻から彼が私立探偵を雇ってまずい事態の後始末を頼んでいて、探偵はリンチが脅されていて25万ドル支払ったことを聞かされる。ブレナンが骨密度を測ると同年代よりも劣化がひどく、薬物症状の形跡が認められた。


何の前触れもなくグッドマンからカミールに所長が変わってビックリです。
包容力があってみんなを優しく見守るグッドマン所長がいなくなって、ちょっとさみしいですね。
一方、病理学者のカミールはラボにこもっていたグッドマンと違ってとてもアクティブです。
現場までやって来てみんなに指示を出したり、あれこれと率先して事件に関わろうとしてきます。

アンジェラが言っていたように、カミールとブースは何か訳ありの関係みたいで、「俺がいるからここに来たのか?」なんてブースが聞いていたから、付き合っていたんでしょうね。
今後ブースをめぐってブレナンとカミールが争うなんて展開があったら面白そうです。

カミールもなかなか素敵で押しが強くて、ブースのアドバイスを良く生かしていました。
ブレナンはそんな彼女を見て、これが彼女と自分との違いでボスになったのにも納得し、今後どんな風に協力していくのか楽しみです。

ブレナンの母親の墓参りブースが付き合って、どんな風にコミュニケーションを取るのかを、手取り足取り教えていたブースがかわいかったですね。

ゲスト

リサ・スパック – クリスティーン・エスタブルック
リック・タルコ – レイ・ワイズ
ダニエル・バローズ – ティモシー・ランドフィールド
ミッチェル・ダウンズ – サム・ウィットワー
ホッブズ – アレックス・ハイド=ホワイト
ブリアナ・リンチ – アリソン・ダンバー
ローレンス医師 – ジョネル・ケネディ
エディ・ビーン – ジェレミー・ルーク

DATA

原題:The Titan on the Tracks
放送日:2006/8/30
監督:トニー・ワームビー
脚本:ハート・ハンソン

第2話 断ち切られた絆

あらすじ・感想

事件が起こってラボを出ようとしているブレナンとブースはカミールとザック組に先を越され、ブレナンはちょっとイラついていた。
デラウェア湾から妊婦の死体が見つかり、約1年くらい水に浸かっていたらしく腐敗してほぼ白骨化していた。当時の行方不明者から被害者はカーリー・リチャードソンで、失踪当時は夫カイルが有力な容疑者とされていた。

胸元には何度も刺された跡がありくるまれていたロープやビニールシートはカイルのもので、失踪当時と同じ服を着ていたのが判明する。ブースはカイルの家を捜索しに行くが恋人のカレンが残されているだけで、カイルはニュースを見て彼女を殴り逃げてしまったとのこと。

ラボではジャックが微生物や泥を分析すると淡水と海水の両方に生息する生物が発見され、遺体は淡水に捨てられて海まで流れ着いたとされる。カーリーが持っていたロケットに男性の名前が残されていて、近所の公園で子供のいる母親達から話を聞くと、犬の名前で溺愛していて、ロケットに写真を入れていたことが解る。

カーリーが失踪当時にカイルがマリーナにいたという目撃情報があり、近くの淡水がある場所を探るが証拠を発見できず、カイル犯人説が崩されていく。愛人カレンに疑いが向くがDNAの検査結果とは一致しなかった。


手の骨がアライグマのものだったり胎児の骨に秘密が隠されていたりなど、意外性のある展開についていくのが大変でした。
トップがカミールに変わったことにまだまだ慣れないブレナンは、ライバル心をメラメラ燃やしていました。
自分専用の助手だったザックを勝手に連れて行かれて不満そうでしたし、ザックもさみしそうにブレナンに手を振っていました。

新体制になってスクインツ達の仕事のやり方がちょっとずつ変わってきましたが、カミールも検察に出す証拠重視とは言いながら、真実を追究するという姿勢はブレナンと一緒だったからよかったです。

研究所での実験シーンは毎回面白くて、みんなそれぞれナイフの刺し方に個性が現れていました。
一致したのはアンジェラで、こんなシーンで体重を言わされるとはまさか思わなかったでしょう。
犯人を割り出すために必要だからこそカミールも実験を許してくれて、本人も意外と楽しんでいたみたいです。

子供絡みの事件だったせいか久々にブースの子供パーカーが登場して、ブースとパーカーの関係もちょっぴり複雑になってきました。
親としてはパーカーが接している男性がどんな男なのか気になるでしょうから、ブースがレベッカの恋人を調べたのも共感はできます。
でも、明らかにやりすぎだったし、相手のドリューが理解のある優しい人で本当によかったです。

ゲスト

カレン・テイラー – ケイト・ノービー
メアリー・コービス – キルステン・ポッター
カイル・リチャードソン – シェーン・ジョンソン
デニス・キャンベル – ブルース・フレンチ
パトリシア・キャンベル – カリン・ウェスト
フェイス・デイヴィス – タンジー・アンブローズ
ティナ・ホームズ – ジェシカ・ライト
レベッカ・スティンソン – ジェシカ・キャプショー
マイケル・ジュールズ – ジェフ・オースティン
ドリュー – ショーン・マッゴーワン
サンダース捜査官 – アダム・リーバーマン
カーリー・リチャードソン – レティア・クラウストン

DATA

原題:Mother and Child in the Bay
放送日:2006/9/6
監督:ジーザス・トレビノ
脚本:スティーヴン・ネイサン

第3話 ジュリエットの悲劇

あらすじ・感想

ブレナン達はゴミ収集トラックが衝突事故を起こした現場へ呼ばれ、ゴミの山の中から発見された死体の鑑定を行うことに。被害者は若い男性で布のようなもので包まれていて、高所から落下した形跡が見られる。

布には男性の顔が染みとなって付着していてそれからアンジェラが顔を復元し、カミールは体にガラス片があるのを発見し、ブレナンは殴られた跡があるのを発見する。身元を割り出すため、カミールは家出や里子から当たれとアンジェラに指示してデータベースを探すと、ディラン・クレインという少年が該当する。

ディランの両親を呼んで話を聞くと、ディランの将来は明るく自殺ではないと主張し、付き合っていた女の子で里子のケリーのせいだと言っている。ケリーの里親の話ではディランが姿を消したのと同じ頃からケリーがいなくなり、実の弟のアレックスにブースはケリーを探し出すと約束する。

ディランの爪からは女性の皮膚とマニキュアが発見され肩には錆が付いていたことから、ブースやカミールはケリーが古い鉄パイプで殴り窓から落としたと推理していたが、ブレナンにはどうしても納得できなかった。ジャックの調べでロシア料理店のゴミが一緒にありディランはバラの花を握っていたことが判明し、ブースとブレナンは料理店近辺で聞き込みを行うことに。

住む所がない子供達に食べ物などを配っている夫婦と出会いディランとケリーのことを知っていて、彼らがいたらしい倉庫に案内され、ここが現場だと断定する。


ちょっとはカミールもなじんできたかと思ったら、カミールvsブレナンのバトルが勃発してしまいました。
カミールは自分の立場を主張してパイプの検査を優先させようとしますが、現場でのヒントからブレナンはバラの特定を急がせます。
カミール的には過去の経験や犯罪のパターンから、直接の死因ではないにしろ、パイプから何かがわかると見ていたんでしょうね。

自分に従わないブレナンを追い出そうと軽く脅しをかけると、すかさずアンジェラが助けに入りいったんはブレナンに譲った形になりましたが、後任を探す宣言で顔は笑顔でも、自分に従わない研究者はいらないという感じで、静かに怒りをあらわにしていました。

グイグイ前に出てきて捜査を合理化しようとするカミールに対し、じっくりと証拠を検証して答えを出そうとするブレナンだから、こうしてぶつかったんでしょう。
とりあえず和解できたみたいですが、まだまだバトルはありそうです。

ゲスト

ケリー・モリス – リー・パイプス
アレックス・モリス – ディラン・マクラフリン
フラン・ダンカン – パメラ・タイソン
ケヴィン・ダンカン – ジョン・スクラロフ
クレイン氏 – ウィリアム・バミラー
クレイン夫人 – キャスリーン・ギャティ
ダイアン・チャイルド – タラ・カーシアン
スザンヌ – キム・スタウントン
カーター – スコッティ・リーヴェンワース
ディラン・クレイン – マイケル・H・バーネット

DATA

原題:The Boy in the Shrou
放送日:2006/9/13
監督:サンフォード・ブックステイヴァー
脚本:ゲイリー・グラスバーグ

第4話 殺人ゲーム

あらすじ・感想

森の中で白骨死体が発見されるが犬が骨の一部をくわえて離そうとはせず、ブレナンは物を投げて犬に取りに行かせて追い払うのに成功する。ラボで死体の周りにみんな集まり分析が始められて、被害者は若い女性で頭蓋骨の状態からうつぶせに埋められていて、死後7年から10年は経っていた。

手足に拘束された跡が残されていて肩や腕の骨の状態からゴルファーらしく、傷の影や状態からタイヤレバーのようなもので殴られていると判明する。この手口は過去に因縁のあるハワード・エップスで、ブースは刑務所のエップスに会いに行くと、これはゲームだと言い出す。

ラボに戻ったブースはブレナンやザックにこの事を伝え、何を聞かれたかを話すと手首から別人の骨の一部が見つかる。今度はブースとブレナンの2人でエップスに会いに行くと、獄中結婚していて妻キャロラインが面会に来ていた。

エップスはブレナンに固執する様子を見せるが、子供の頃に母が潔癖症でアンモニアで手を洗わされていたことや、石の十字架について語る。ラボで別人の骨をアンモニアのガスにさらしてみると鉱山のマークが浮かび上がり、ジャックが見つけた成分が含まれる鉱山の入口付近に十字架のように石が積まれていた。

その下から女性の死体が発見されるが死後1週間程度で、刑務所にいるエップスには犯行が不可能で共犯者がいることを示している。


かなりエップスに振り回されましたがそんな事は物ともせず、スクインツ+ブースで見事に事件を解決しました。
前回エップスが登場した時は死刑執行直前で坊主でしたが、今回は髪の毛が生えていて余計に不気味さが増していました。

彼の仕掛けたゲームを解こうとブレナンとザックがテンポの早いゲーム理論を戦わせていましたが、ちんぷんかんぷんでブース同様付いていけませんでした。
次々に死体が現れて、刑務所にいるエップスには犯行不可能で、共犯者の正体がかなり気になりました。
まさか、最初に死体を発見した犬を連れた人のよさそうな男性だとは意外性ありすぎです。

アンジェラが大活躍で、遺族への説明の時にブースの傍らで両親をなぐさめたり、キャロラインから話を聞きだしたりと、アンジェラの魅力を改めて感じました。
ブレナンは生きた人間が苦手だし、カミールは毒舌すぎて相手を怒らせてしまうことがあり、ブースが言うように生身の人間に一番強いのはアンジェラですね。

ジャックがあせっているのを落ち着かせて、犯人の隠れ家を突き止めるきっかけを作ったのも彼女でした。
表向きはエップスの復讐ゲームでしたが、アンジェラの支えがあってこそ解決した事件でした。

ゲスト

ハワード・エップス – ヒース・フリーマン
キャロライン・エップス – クリスティー・リン・スミス
グラント・ハサウェイ – ジム・ジャンセン
カレン・ダン – アイリーン・ロゼーン
ギル・ラッピン – ロドニー・ホランド
ヘンリー・ガーバー – グレゴリー・スコット・カミンズ
ヘレン・メジャース – タラ・ペイジ

DATA

原題:The Blonde in the Game
放送日:2006/9/20
監督:ブライアン・スパイサー
脚本:ノア・ホーリー

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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