BONES -骨は語る- 4×10 殺人フライト

BONES-骨は語る-シーズン4 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン4第10話「殺人フライト」のあらすじと感想です。
ブースとブレナンは飛行機で中国へ向かっている。機内の電子レンジで焼かれた遺体が発見され、ブースとブレナンはチームと連携を取りながら、機内で分析や捜査をすることに。

あらすじ

ブレナンは中国で見つかった古代の骨の鑑定のためにファーストクラスに乗っていて、ブースはブレナンと鑑定用機器を守るために同じ中国行きの飛行機のエコノミー席にいた。ブースがボーンズの隣でくつろいでいると悲鳴が聞こえ、CAがオーブンの中から焼かれた死体を発見する。

被害者は客の中の1人だろうと予測しブースはアメリカへパイロットに引き返すよう要請するが不可能だと言われ、飛行機が着陸するまでに犯人を捕まえなくてはならない。

長い休暇前でスクインツ達はそれぞれ予定を過ごそうとしていたが突然ラボに呼び戻され、ブレナン達の殺人事件の協力をすることに。

検視のためにブースは隣の席にいた推理小説好きの老女シャーロットに毛抜きとメジャーを借り、殺人事件だと気付いたシャーロットはプローブ代わりにと編み棒も持たせてくれる。エコノミー席から出て行った人は全員戻って来たので、被害者はファーストクラスの客だとアドバイスをもらう。

できるだけ写真を撮ってブレナンは全てラボに送り、被害者は茶色の髪で付け爪をしていた160cmくらいの女性だと絞り込む。CAは3Bの女性だと覚えていて、エリザベス・ジョーンズだと判明する。キャロリンがラボにやって来てエリザベスは旅行雑誌の記者だと突き止めてくれて、ブースはキャロリンにスイーツを連れて雑誌社の従業員から話を聞いてくれと頼む。

雑感

ブースとブレナンが行くところ必ず死体があって、プライベートでも休ませてくれないようです。
エコノミーのブースは座席が狭いしお隣りの老婦人に寄りかかられて、かなり窮屈そうでしたね。

ファーストクラスのブレナンの隣にちゃっかり忍び込んで快適に旅しようと画策しますがが、CAにバレてつまみ出されてしまいました。
相変わらず2人が旅をする時には経済的な格差があって、ブースはちょっぴりかわいそうです。

ブレナンが事件よりも本来の古代の遺骨の鑑定を楽しみにしてるのを知って、納得がいかないブースはまたもやファーストクラスに忍び込んできました。
確かに事件はエキサイティングで刺激になるし得るところも大きいでしょうが、ブレナンとしては本来の仕事を全うするのも大事なことなんでしょう。

いつもなら設備の整ったラボで検視や鑑定をしますが、今回は飛行機のキッチンです。
客から借りたあり合せの道具で検視を進めていく過程は、なかなか興味深かったです。

ブースの隣の席にいた老女はブローブ代わりに編み棒を貸してくれるし、客に協力をあおいだものからブレナンが何をしようとしているか言い当てたりして、かなりの切れ者でしたね。
ただ、肉付きの遺体はかなりグロかったし、目がポコっと浮いてくるところなどはまさにホラーでした。

ラボ組はみんなそれぞれ休日を過ごそうとラフな格好でしたね。
スイーツはいつもスーツだから、私服姿がすごくかわいかったです。
実物の死体がないからスクインツ達はいつもの実力を発揮しにくくて、見せ場があまりありませんでした。

キャロリンまで駆り出されてブースの代わりに関係者に尋問しに行くとは、かなり珍しいケースでしたね。
スイーツが冴えていて、被害者の不倫相手を聞き出せたのは事件進展に大いに役立ちました。
尋問中はずっとだまって相手を監視する姿が鋭かったし、キャロリンがいなくなってから相手の答えを聞き出す過程も素晴らしかったです。

着陸ギリギリでの逮捕劇でハラハラ感があったし、重たくなりすぎずコメディタッチだったのもよかったですね。
検事のキャロリンは万全を期して確たる証拠が必要だと主張し、カミールはブレナンとブース、ラボのみんなを信じてキャロリンにサインさせたのはお手柄です。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
上海行きの飛行機のキッチンで、遺体の分析をする。
乗客から色んな物を借りて、検死や凶器の型取りなどを行う。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
窮屈なエコノミークラスを抜け出してファーストクラスへ行き、CAの悲鳴で死体を見つける。
関節が曲がった乗客を探すため、機転を利かせて乗客に手をあげさせる。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
アンジェラとロキシーの関係が気になっている。
カメラ越しに被害者の指先を見て、つけ爪をしていると伝える。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ジャックのヒントで、絆創膏を貼っていた人の体格などを割り出す。
ロキシーに一緒に住もうと言うが、早すぎるとやんわり断られる。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
正確な死亡時刻を割り出す。
キャロリンに逮捕状にサインするよう頼む。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
デイジーとバーのカラオケ大会に出る予定だった。
旅行雑誌社の担当者から、被害者の不倫相手を聞き出す。

■ キャロリン・ジュリアン – パトリシア・ベルチャー
スイーツと一緒に被害者が働いていた旅行雑誌社へ行き、尋問する。
逮捕状にサインすべきか悩み、ギリギリでサインする。

■ ロキシー・リヨン – ニコール・ヒルズ
アンジェラと旅行に行くはずだったが、中止になってしまう。
アンジェラから同棲しようと言われ、早すぎるからと断る。

■ シャーロット・ウトレー – ペギー・ミレー
ブースの隣の席の老婦人で、ミステリー好き。
ブレナンの分析に必要な物を貸す。

■ ケイト・マクナット – エイミー・ファリントン
ファーストクラスにもぐりこんだブースへ、エコノミーへ戻るよう伝える。
オーブンから遺体を発見し、ショックを受ける。

■ アーサー・ビルブレー – ウィリアム・R・モーゼス
こっそり機内で酒を飲んでいた少年の父親。
病気の妻を案じる弁護士。

■ イーライ・ビルブレー – ディラン・クリストファー
未成年なのに酒の小瓶を盗んで飲んでいる。
ブースに注意されるが止めなかった。

■ ハワード・ケンデル – キース・ダイアモンド
被害者が働く旅行雑誌社の担当者。
被害者と不倫していた相手の名前をスイーツに教える。

■ ニック・デヴィト – ジャドソン・ミルズ
バネ指で絆創膏を巻いていた乗客。

■ テレサ・ミン – リディア・ルック
CAで、上海空港で働く恋人に機内から電話をかけていた。

■ ブレイク機長 – チャールズ・パーネル
飲酒運転を届けなかったと、被害者の記事内で書かれている。
ブースの頼みを聞いて、1時間だけ着陸を遅らせる。

■ ナディーン・スピリング – ドン・ハーディ
シャーロットの友達で、ブースの隣の席の老婦人。
ブースは寝ている彼女から、拡大鏡代わりにメガネを借りる。

■アン・ビルブレー – フォーン・アイリッシュ
アーサーの病気の妻。
万里の長城に行くのが夢。

作品データ

原題:The Passenger in the Oven
放送日:2008/11/19
監督:スティーヴン・デポール
脚本:カーラ・ケトナー

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