BONES -骨は語る- 5×4 隣人の秘密

BONES-骨は語る-シーズン5 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5第4話「隣人の秘密」のあらすじと感想です。
バーベキューパーティー中に見つかった黒焦げ死体。平和な住宅街で住民達は平穏に暮らしているかに見えたが、それぞれの家で問題を抱えていた。

あらすじ

郊外の住宅地で住民達が集まりバーベキューをやっていると、かまどから花火のような音が聞こえてきた。ちょうど豚の丸焼きを作っていて覆いをはずして豚を取り出すと、下から人の丸焦げ死体が見つかる。

豚を入れたのはゲイカップルで朝9時頃だったと言い、ブレナンは被害者は30歳から35歳の男性だと分析する。遺体がかけていたサングラスに見覚えがあると庭師のトレイが言い出し、カートのものだと彼の家を指差した。

カートの妻ケリーは住民達から孤立していたと寂しそうに語る。環境のことを考えてソーラーパネルと風車を設置していたが、住民達からは景観を損ねると文句を言われていた。

散歩中の犬が風車にマーキングしているのを見て、カートは怒って犬に下剤を食べさせて、ご近所さんとトラブルになったこともあった。

現場で見つかった小石の調査をしていたジャックはバジリのアドバイスで風車の根元に置かれている小石を探ると、大量の血の跡を発見する。カートの死因は失血死で遺体に付着していた花粉から死亡推定時刻は5時47分と判明する。

遺体には肩に刺されたような傷があり、他の骨にはノコギリのような往復機械による傷の跡が見られる。また、ジャックは遺体のそばから44口径の銃の弾を見つけ、登録データからエリオットのものだと解るが、彼はバーベキュー用の豚を撃っただけだと主張している。

雑感

閑静な住宅街で起きた殺人事件で、ここで暮らす住民達にはたくさんの秘密がありましたね。
少し前に「デスパレートな妻たち」を見たばかりだから、アメリカのこういう住宅街は表向きは幸せで丁寧な暮らしをしているけど、裏を探れば色々な秘密が隠されている…。
そんなイメージでしょうか。

ブースとブレナンがポーラを尋問している時のやり取りがちょっと面白かったです。
ブレナンが最初にポーラをセラピストだと気づき、発言内容から今度はポーラがブレナンのことを人類学者だと気づきました。
心理学と人類学はもしかして対立する学問なのでしょうか?

みんなのプライベートは今回も盛りだくさんでした。
びっくりしたのはバジリで、アラブ訛りがなく普通にしゃべれたんですね。
吹き替えで見ているので、バジリが急に変ななまりで話し始めて妙に違和感がありました。
今までバジリの吹き替えが変だなって感じたことはなかったから、今回だけ妙ななまりになっていたのでしょう。

英語だと始めからアラブ訛りで話していて、変化に気づいたかもしれませんね。
あれこれ詮索されないために訛って話していただけで、最後に色々とみんなから突っ込まれていました。

そんなバジリをカウンセリングしたスイーツも意外とわかっていて、バジリの気持ちを理解しながらスクインツ達を納得させるためには、説明も必要だと示唆していました。
最後には危しげなウォッカもどきを飲まされて、みんなに質問攻めにされていましたが、素の自分を出せてバジリも少しは肩の荷が下りたんではないでしょうか。

パーカーがブースに彼女を作らせようとした理由もかわいかったですね。
ブースは色々と考えすぎて、焦ってスイーツに相談したりしていました。
でも、ブレナンがちゃんとパーカーがどうしてパパに恋人を作らせようとしているのかをスパっと聞いてくれたおかげで、ブースも悩みの種が1つ減ってほっとしたことでしょう。

子供らしい願望があっただけで、ただプールに入って遊びたかっただけだったんですね。
ブレナンのおかげでパーカーの望みもかなったし、ブースもひと安心で丸くおさまってよかったです。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ブース、カミールと共に郊外の住宅街へ遺体を調べに行く。
ブースに頼まれてパーカーと3人で食事し、パーカーの本当の望みを聞き出す。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
パーカーをあずかっているが事件が起き、アンジェラに世話を頼む。
住宅街で住民達の人間関係やアリバイなどを、自分なりにメモでまとめる。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
現場のかまどの中を調べ、風車の下にあった石を探ると大量の血液を発見。
ノコギリについていた微粒子から、庭師が使っている物だと特定する。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
パーカーにフェイスペイントをしてあげて楽しむ。
事件解決後、カム、ジャックと一緒にバジリと飲む。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
芝生をななめに刈ったら車庫を燃やされたと、郊外での過去話をする。
なまりのないバジリの言葉を聞き、スイーツに相談する。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
カミールやブースに突発的な頼み事をされる。
郊外での事件をボードにまとめ、心理学アプローチを披露する。

■ アラスト・バジリ – ペジ・ヴァーダト
ついなまりのない言葉をしゃべり、カミールを驚かせる。
スイーツからアドバイスをもらい、みんなの前でなまりのない言葉でしゃべる。

■ パーカー・ブース – タイ・パニッツ
アンジェラにフェイスペイントをしてもらい、クールだと喜ぶ。
アンジェラやカミールにパパの恋人になってと頼む。

■ ネイト・グルネンフェルダー – レオナルド・ナム
ジェームスと暮らしているゲイカップル。
被害者カートが犬に下剤を飲ませたことを怒っている。

■ ジェームス・ペリー – レジー・オースティン
ネイトと暮らすゲイカップル。
事件時はサイクリングに行っていたというアリバイがある。

■ ボブ・セイルズ – ビリー・ガーデル
妻と娘の両方がカートと寝ていたと知りショックを受ける。
カートとサイドビジネスをやろうと準備していた。

■ メアリー・ケイ・セイルズ – シェリル・ホワイト
カートと不倫していたが、彼が娘とも寝ていたとは知らない。
事件時はジェームスらとサイクリングへ。

■ ケリー・ビセット – ポーラ・ニューサム
カートの妻。ソーラーパネルや風車のことで、近所からは嫌われている。
浮気症の夫を落ち着かせようと、硝酸を飲ませていた。

■ ポーラ・リンドバーグ – ジョシー・デイヴィス
庭師と不倫していた。
夫が郊外を嫌っていて、子供を作るために浮気する。

■ エリオット・リンドバーグ – コナー・デュビン
カートは回線を独占状態で、月に5000ドル支払っていると話す。
事件時はジェームスらとサイクリングへ。

■ ペイジ・セイルズ – エイミー・ガメニック
ボブとメアリーの娘で18歳。
カートと寝ていた。

■ トレイ・ジョンソン – ロブ・メイズ
庭師。ポーラ、ペイジと関係を持ったことがある。
事件時は本命の彼女と過ごしていた。

作品データ

原題:The Beautiful Day in the Neighborhood
放送日:2009/10/8
監督:ゴードン・C・ロンズデール
脚本:ジャネット・リン

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