BONES -骨は語る- 5×22 新たなる旅立ち

BONES-骨は語る-シーズン5 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5第22話「新たなる旅立ち」のあらすじと感想です。
物をため込む癖のあった男が死亡する。犯人の動機は被害者が持っていた貴重な物なのか?一方、ブースとブレナンはそれぞれ、人生の転機となる決断を迫られる。ジャックはアンジェラの父から頼み事をされ引き受ける。

あらすじ

あるアパートで天井が壊れて上の階から荷物が降って来るが、荷物だけでなく遺体も紛れていた。被害者ティモシー・マーフィーは荷物を溜め込むクセがあり、大家がいくら注意しても荷物を捨てようとはせず、アパート中から苦情が出ていた。

ブレナンは頭蓋骨に刃物のようなもので切りつけられた跡があり、これが死因ではないかと考えている。デイジーは頭蓋骨の傷は修復しかかっていると気づき、死因は別にあるとブレナンに告げる。骨を持った感じに違和感があって通常の骨よりも軽く、ブレナンはデイジーに分析するよう指示する。

アンジェラは特許申請中の自分のプログラムを使って荷物の位置や状況を再現し、通常とは違う状況である場所を突き止め、現場のジャックとスイーツに場所を教える。2人が確認してみると、何か物が置かれていてなくなっているのに気づき、ジャックは現場にいた虫の卵を採取する。

ブースは被害者の元同僚エレインの事情聴取を行い、彼と1ヶ月ほど前に電話で話した時、5万ドルで何かを買いたいという話を持ちかけられたとのこと。ブレナンは骨の状態から分析して、被害者は荷物の下敷きになって動けず、餓死したと死因を特定する。

ブースとジャック、スイーツで現場を調査中、ブースがドアに傷が付いているのを見つけ、何者かが無理やり押し入って5万ドル相当の物を盗んだのだと推測する。

雑感

5年間一緒に相棒として犯罪捜査をやって来たブレナンとブースですが、一時的にコンビ解消となってしまいました。
ブレナンからしたら本業の発掘調査に加わって、人類の進化や歴史など謎を紐解いていきたいという気持ちが強くなったのでしょう。
前回のタフェットの事件からちょっと元気がなかったし、このまま犯罪捜査にどっぷり浸かっているのに疲れと恐怖を感じていたみたいでした。

デイジーがマルク島の調査団のメンバーに選ばれたと聞いた時にもうらやましそうだったし、向こうから団長のオファーが来てすぐにでも受けたかったでしょう。
ブースに相談してからでないと決められないというのも、ブレナンが成長した証ですね。

ブースにもタイミングよく軍から復帰の依頼が来て、現地で兵士達の指導に当たることになりました。
ブースの場合はパパに人が死なないように助けしてほしいというパーカーの言葉に気持ちが動いて、軍に戻る決心をしたのでしょう。

アンジェラパパは相変わらずカッコよくてインパクトがあるし、窓の外に立っていたらジャックじゃなくても驚きますね。
ジャックが女の子みたいな悲鳴を上げたのもよくわかります。
いつも思うのですが、アンジェラパパはどうやってジャックの居場所を突き止めたのでしょう。

ジャックはアンジェラパパから頼みごとをされてスイーツに手伝ってもらって、見事にアンジェラパパのお眼鏡にかなって家族の仲間入りを果たしました。
去って行くブレナンとブースに対し、2人は一緒に残るはずがどうやらパリで1年過ごすみたいです。
幸せいっぱいの新婚さんだから、どこで何をしていてもこの2人なら大丈夫ですね。

空港でのブレナンとブースの別れがちょっと切なかったし、5年間という長い間に築いた絆の強さが、握り合った2人の手から感じられました。

ブレナンはマルク島、ブースは軍に復帰、ジャックとアンジェラはパリへ行くとなると、残るのはカミールとスイーツだけですね。
日替わりだった実習生はブレナンの学生ですから、新しい法人類学者に変わったら実習生も一新されるでしょう。
やり手のカミールだったとしても、一からチームを新しく作ることになるから大変そう。
FBIの仕事を受ける余裕もないでしょうし、純粋に古い骨を扱う部門になりそうですね。

次シーズンではブレナンとデイジーはマルクから戻って来るだろうけど、ブースは戻れるのでしょうか。
あのコーヒー屋台で約束したように再会し、どんな風にコンビ復活となるのか楽しみです。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
デイジー経由で、マルク島の調査団長になってほしいとオファーを受ける。
被害者の骨を持った感覚から、被害者は餓死したと気づく。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
軍から特務曹長として、若い兵士の教育をしてほしいとオファーを受ける。
パーカーに人を助けてと言われ、軍に戻ることを決める。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
アンジェラの父から頼まれて、バイカー達から車を取り戻す。
5万ドルの値が付いたノーム人形を特定する。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者の部屋をコンピュータで分析し、貴重の物が置かれていた場所を絞り込む。
ジャックから1年間のパリ行きに誘われOKする。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
マルク島行きが決まったと騒ぐデイジーに、声を落とせと注意する。
空港でブレナンに「一緒に働けて光栄だった」と伝える。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
被害者の部屋へ行き、分析する。
ジャックの車奪還の手伝いを申し出て、入口の犬達を引き付ける。

■ デイジー・ウィック – カーラ・ギャロ
ブレナンの推薦状で、マルク島行きが決まったと喜んでいる。
スイーツにマルク行きを伝え、一緒に来てほしいと話す。

■ アンジェラの父 – ビリー・ギボンズ
バイカーに取られた車を取り戻してほしいと、ジャックに頼む。
車のキーを持って現れ、ジャックと一緒に逃げる。

■ パーカー・ブース – タイ・パニッツ
軍からママに電話があったとブースに話す。
人を助けてとブースに伝える。

■ キャロリン・ジュリアン – パトリシア・ベルチャー
起訴できるほどの証拠が足りないと、ブースに発破をかける。
B&B最後の事件だと気合を入れさせる。

■ モーガン・フィンリー – スコット・アトキンソン
被害者が住んでいたアパートの管理人。
何度苦情や立ち退き要請をしても、効果がなかった。

■ エレイン・アクスタ – デイドリー・ヘンリー
被害者の元会社の同僚。
被害者は広場恐怖症で、電話で何度か話した程度の仲。

■ ロッキー・デナイト – レジナルド・バラード
ノーム人形を5万ドルで買いたいと、被害者と連絡を取っていた。
被害者の部屋から、人形を盗む。

■ ダン・ペラント – ネッド・ヴォーン
ブースに接触してきた軍の大佐。
ブースと会って、特務曹長に昇進させるという書類を渡す。

■ ディラン – スカイラー・ジェームス・サンダック
ベッドで飛び跳ね、雪が降って来たと喜んでいた少年。
被害者の下の階に住んでいる。

作品データ

原題:The Beginning in the End
放送日:2010/5/20
監督:イアン・トイントン
脚本:ハート・ハンソン、スティーヴン・ネイサン

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