第21話 遺恨
あらすじ・感想
ダニーのバイトするカフェにいつものようにパトリックが現れる。そこへニックがやって来て夜ジョギングしようとダニーを誘う会話をパトリックが聞いていた。結局ニックはダニーに断られ一人でジョギングしていると、車が追い越してUターンしてニックをはねてしまう。病院へ見舞いに行ったアンジーにニックは意図的にはねられパトリックの仕業かもしれないから、ダニーと逃げろと告げる。
仕事用の買い物にスーパーにやって来たブリーとサム。サムは店員の姿を見つけて何やらもめている様子だった。翌日、サムの様子がおかしかったのでブリーは再びスーパーヘ行って当の店員と話をすると、彼女はサムの母リリアンだったのだ。サムが4歳の時、レックスから息子を引き取りたいという手紙をもらったがリリアンはそれを断り、最近になってサムがその手紙のことを知って怒りだし、母親が死んだことにしたと語る。
リネットのために買い物に行って冷蔵庫を満杯にしてくれるエディ。外出しようとするポーターに洗濯物を乾燥機に入れてくれとリネットは頼むがポーターは嫌だと言い、そんな口げんかをしていたポーターにエディが殴りかかろうとする。その夜、リネットはエディに事情を聞き、自分を抑えられなくなりそうなら胸に手を当てて深呼吸するよう教える。
出張から帰ったトムは空腹なのに食べ物が何もないとリネットに食ってかかるが、エディの様子を見ながらリネットはトムなだめて仲直りしたように見せる。
ガブリエルはカルロスにスキーロッジが欲しいとねだるが、仕事用にお金を使ったから今は買えないと断られてしまう。会社までガブリエルは乗り込んで経理担当を脅し、カルロスが5万ドルをマイクに貸したことを突き止める。スーパーで買った食料品を差し入れるためにスーザンの家へ行くとグランドピアノが置いてあり、3万ドルしたとほのめかされて思わずガブリエルはカルロスがマイクにお金を貸していることをスーザンに話してしまう。
叔母の遺産として高価なグランドピアノを譲ってもらったスーザンは大喜びしていて、ガブリエルに自慢したくて仕方ないのだが、マイクから止めておけと言われてしまう。ガブリエルが訪ねて来てやはり何も言わずにはいられなくなり自慢してしまったら、マイクの借金のことを聞かされる。借金のことは何も知らなかったとガブリエルに解ってもらってピアノの出所も正直に話し、女二人でマイクとカルロスに白状させるプランを練ることに。
とうとうパトリックが動き出して、ニックが被害にあってしまいました。
ニックが登場した頃は若い女の子に弱い女たらしかと思っていましたが、危険なパトリックからアンジーを守って逃げた元捜査官だったとは、意外な一面があったものです。
とりあえずダニーは襲われずにすみましたが、アンジーが危険な状態でパトリックに何かさせられそうな雰囲気ですね。
パトリックにサム、エディと、今シーズンはモンスター的な人物がてんこ盛りです。
サムの本性も明かされて、ブリー達一家との戦いが勃発しそうです。
アンドリューとも和解できたし、どんな手でサムを追い払うのかが楽しみです。
エディを迎え入れてしまったリネットは、まだまだ危険に気づかない様子。
トムに息子3人もいるのだから、何とかリネットとお腹の赤ちゃんを守ってあげてほしいですね。
ゲスト
リリアン・アレン – リンダ・パール
ラリー – デヴィッド・バーマン
マッカーシー先生 – マット・リーディ
DATA
原題:A Little Night Music
放送日:2010/5/2
監督:デビッド・ウォーレン
脚本:マット・ベリー
第22話 絶体絶命
あらすじ・感想
ガブリエルはカルロスが出張から帰ってきたら誕生日に好物のラザニアを作ると出掛けに声をかけるが、実はカルロスはガブリエルのラザニアを11年間も植木にこっそり捨てていた。今回こそ腕を振るおうとアンジーにレシピを聞きに行くことに。
ブリーはオーソンとアンドリューとどうやってサムを追い出すか相談し、アンドリューは力で脅す方法を提案するが、オーソンはお金で円満に解決するのがいいと言う。オーソンのアイデアを採用したブリーはサムを呼び出してレックスの信託財産の一部を渡そうとするが、そんなものでは出て行かないとサムは居座る気でいる。
パトリックに捕まったアンジーは軟禁状態で爆弾を作るよう命令されるが、断固拒否。そこへ、ガブリエルがラザニアのレシピを聞きに来て、パトリックはアンジーの兄だと自らウソをついて体よく追い払おうとする。爆弾の部品をガブリエルに見つかりアンジーは工学部出身で、リモコンをパワーアップさせてもらっていると言い訳し、怪しまれることなく、ガブリエルを追い払うのに成功する。
請求書の山と格闘してスーザンは未払い金を泣き落としで取り立てることに。最初のお宅で息子の健康保険が切れそうだと泣き落としにかかるが、相手は子供は回復力が早いからと上手く切り返され、作戦変更で脅しで取り立てることに。一日でかなりの額を回収できてすっかり満足してアドレナリン全開で帰宅するが、マイクから税金の取り立て書類を渡される。
カウンセリングのためにエディの自宅へ行ったリネットはバーバラが長らく留守にしているとエディに伝えるが、エディはいつものことで、1、2週間模したら戻ってくから心配ないとのこと。刑事二人がイリーナの遺体が森で見つかり、プレストンに話が聞きたいとやって来る。その様子を階段の上から見ていたエディは刑事が帰った後、母が戻る頃だから自宅へ戻るとリネットに感謝しながらスカーボ家を後にする。
サムとブリーはサム優勢かと思えばブリーが巻き返し、結局、サムの思惑にはまってしまいました。
まさか、今さらカルロスの母ホワニータの件が掘り起こされて、ブリーがピンチになるとは驚きですし、ダニエルがうっかりしゃべってしまったというのもうなずけますね。
アンジーも拘束されて爆弾を作らされているのに、能天気にやって来たガブリエルが救いの女神になりそうな予感です。
テロリストもパワフルな主婦にはかなわず、若い頃のガブリエルの画像を見せられてよくキレなかったですね。
ここぞというところで頼りになるガブリエルですから、アンジー達を救うために立ち上がってくれることでしょう。
スーザンの泣き落としから脅しへのお金の取立てには笑いました。
他が緊迫している分、スーザンとガブリエルのエピソードがちょっとした清涼剤になっていますね。
ゲスト
ターナー – ヴィク・ポリゾス
フラスト刑事 – カール・マキネン
ジョン・ブース刑事 – リック・パスカローネ
クレメンテ – デヴィッド・ライヴァーズ
ジェイク・ウォーカー – クリストファー・ダーガ
DATA
原題:The Ballad of Booth
放送日:2010/5/9
監督:ラリー・ショウ
脚本:ボブ・デイリー
第23話 不屈のマドンナたち
あらすじ・感想
アンジーからの助けを求めるメモを読んだガブリエルはニックの入院している病院へと行き、アンジーの兄と名乗る人物がテロリストのパトリックだと知る。ニックが病院から抜け出すのを手伝ってアンジーを助けに行くが、車の中でニックは昏睡状態になり、通りがかりのスーザンにアンジーに引っ越しの挨拶をするようけしかけて、そのすきに二階の窓から家へ忍び込む。
エディの家に監禁されたリネットはエディがバーバラを殺しただけでなく、フェアビューの連続女性殺人の犯人だと教えられる。リネットは破水してしまいエディがこっそり病院へ連れて行こうとするが、すでに陣痛が始まっていてその暇はなく、リネットはエディに手伝ってもらってここで出産することに。赤ちゃんの首にへその緒がからまり呼吸できない状態で、リネットの指示でエディが指でへその緒を浮かせ、無事に元気な赤ちゃんが生まれる。
サムは酔ったダニエルからアンドリューがカルロスの母を車でひいたことを聞き出していてそれをネタにブリーを脅してくる。黙っていてほしければ会社の全てを自分に譲渡するという条件を出してきた。オーソンは脅しに屈するべきでないと反対するが、ブリーはアンドリューを刑務所行きにさせないためにサムの要求を飲むことに。
経済難のデルフィーノ家は家を誰かに貸して自分達は安いアパートに引っ越しすることに。不要な荷物をガレージセールで売るがMJの怪獣のおもちゃをロイが買って行ってしまって、スーザン達は悲しがるMJのために取り戻しにいくが結局持って帰れなかった。人生の厳しさをMJに教え、ピザとゲームで発散させるよう言い聞かせる。
そして、スーザンはマイクに君の思いも発散させるよう言われ、思い出の詰まった家を手離す悲しさを涙ながらにマイクにぶつけ、マイクは絶対にこの家を取り戻すと約束する。
ダニーを人質に取られてパトリックに爆弾を作らされているアンジー。不発だったらダニーの命はないと念を押されてもう一度爆弾を見直して完成させる。パトリックは次の活動場所までアンジーを連れて行くと車に乗せて走り出すがすぐに車を止め、爆弾をテストすると言う。爆弾をどこに仕掛けたかパトリックは語らなかったが、アンジーには解っていてすぐに車から降りて走り出す。
ある病院で長年勤めてきた年老いた元看護師のテレサ・プルーイットは死期を迎えようとしていた。神父にこの病院で起こったことを語りテレサは亡くなるが神父は事の重大さを認識し、病院側の責任者にテレサから聞いた赤ちゃんの取り違えについて語る。
アンジーの展開は一番ワクワクしました。
ガブリエルがニックの病院へ行ってナースから病室を聞きだす手腕は迫力満点だったし、窓から忍び込んでダニーを助けるなんて、いつものガブリエルからは想像できません。
肝心なところでニックは昏睡してしまって、ただでさえ影が薄かったのにさらに印象が希薄になってしまいました。
アンジーはパトリックの性格をちゃんと読んでいて、リモコンの方に爆弾を仕掛け車から走り去って振り向いた姿がカッコよかったですね。
エディもリネットの優しさのおかげで最後には自首する決意をしてくれたし、リネットの赤ちゃんを助けて、最後に救いがありました。
前回辺りから取りざたされていたホワニータのひき逃げ事件が意外に大きな波紋を呼んでしまって、オーソンとブリーの仲が壊れそうな感じです。
亡くなった看護師の話やポールが戻って来たことなど、次シーズンがさらに楽しみになりました。
ゲスト
テレサ・プルーイット – パティ・マコーマック
チェイス – ダン・ギルヴェザン
ジャック・ピンカム – ケヴィン・シモンズ
スコッティ – ダニエル・スーダコフ
神父 – スコット・リンカー
フリーマン – ダイアン・ロビン
DATA
原題:I Guess This Is Goodbye
放送日:2010/5/16
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:アレクサンドラ・カニンガム
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