第16話 人生の意味
あらすじ・感想
レストランで倒れてからスーザンは病院で検査を受けて、病状が悪化していることを知る。1日1日をより大切に生きようと、マイクを誘って結婚式を挙げた思い出の森へピクニックへ行くことに。食べ物が入ったバスケットは消えてしまうし途中で買った食事にはポテトが入っておらず、マイクがプロポーズの再現をしようとすると鳥の鳴き声でかき消され、どんどんマイクの機嫌は悪くなるばかりである。
学芸会が近づいていて、ボブとリーは娘のジェニーに1日2時間のバイオリンレッスンをやらせている。ガブリエルはホワニータに学芸会で何をするつもりかと尋ねると、一発芸を披露されるが即座に却下する。何を習わせても長続きしなかったホワニータだが、タップダンスだけは2ヶ月も続いたので、リー達に勝つためにハードなレッスンをやらせることに。
会社を失い子供達も出て行き恋人のキースまで失ってしまって無気力なブリーは、サイクス牧師を呼んでそのことを相談する。スーザンの病状のことを案じてブリーが先頭に立ってご近所さんにドナー探しを呼びかけるが、協力しようという人がいない。得意のブランチを開催してご近所さんを集め、移植コーディネーターから話をしてもらって、さらに看護師まで呼んで、その場でドナーになるための検査を受けられるようにする。
息子達の荷物の片付けをレネに手伝ってもらって、リネットは子供がいなくなった空虚感を切々とレネに訴える。そんなリネットに触発されたレネは子供が欲しいと言い出し、養子斡旋所まで足を運んだようである。リネットは実践あるのみとして、ペイジをレネに預けてトムとおしゃれなレストランへ食事へ行くことに。
ポールから家を追い出されたベスだが、まだやり直せると信じてポールの家へ戻る。しかし、ポールの態度は冷たく、信じていたのにポールからマーサおばさんを殺したと告白される。自分が間違っていたと母フェリシアに謝りに行くが、母からも冷たくあしらわれて面会者リストからはずされてしまう。
ベスはフェリシアの娘というだけで、苦難の人生を送って来たみたいですね。
そんなベスも母の差し金とはいえポールと出会って生活するうちに、本当の愛を見つけました。
けど、ポールが真相に気づいて家を追い出され、母の言うように叔母であるマーサを殺したことを聞いて、ポールへの愛も消え失せたのでしょう。
母の言う通りだったと助けを求めに行っても、役立たずで母からも切り捨てられて、孤独で生きる意味を失ってしまったのかもしれません。
そんな彼女が選んだのは、スーザンに臓器提供して人の役に立つことでした。
でも、自殺することはなかったと思います。
頭を撃ち抜いていましたから命は助からないでしょうが、スーザンの命はこれで救われるでしょう。
ゲスト
クレイグ・リンウッド – アーロン・ラスティグ
リップマン医師 – アリソン・マーティン
ヘンダーソン夫人 – ウェンディ・ベンソン=ランデス
ジェニー・ハンター・マクダーモット – イザベラ・エーカーズ
ウィレムス – ジョーイ・ナダー
カイル – ドリュー・ウィックス
DATA
原題:Searching
放送日:2011/3/6
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジェフ・グリーンスタイン
第17話 究極の犠牲
あらすじ・感想
トムが大手会社のCEOから財務責任者として迎えたいというオファーがあり、破格の報酬と高待遇にリネットは大喜び。当のトムはカルロスに義理があるからとオファーの話を断るつもりである。誠意の人を貫こうとするトムにリネットは不満を感じつつも、せめてカルロスに報酬アップくらい掛け合ってみたらとけしかける。
アンドリューが酔っ払ってカレンの家のソファーで寝ていると連絡があり、ブリーとアレックスは迎えに行く。自分がアルコール依存症だったブリーは息子にもその可能性があると、アンドリューに内緒で二人で断酒会に出席することに。断酒会の席でアンドリューは母親との関係を面白おかしく語って、ブリーはそれに反論する。
ベスが病院で自殺し、スーザンのところへは臓器提供者が現れたとコーディネーターから連絡が入る。同じ頃、ポールの元へも妻が病院で自殺したという連絡が。事の真相を知ったスーザンはベスの意志を尊重してあげるよう話すが、ポールは周りのベスへの扱いがひどかったことなどを語り、死に際に臓器をもらおうなんてあつかましいと非難する。
ベスの自殺があったのにレネはスプリングパーティーを決行しようとしている。ガブリエルはご近所さんにパーティーをやると知らせに行くが、ほとんどの人が不謹慎だとパーティーは欠席するとのこと。さすがのガブリエルも今回はパスするつもりだったが、パーティー当日、レネの家には大勢の人が集まっていた。気になったガブリエルはレネの家に行き、ここまでレネがパーティーにこだわる理由を知る。
ポールはメアリー・アリスを同じような自殺で失っていますから、ベスの死を受け入れるのは辛かったはずです。
ましてや、自分が冷たくして家から追い出したのも原因の1つでしたから、なおさら罪の意識を感じていたことでしょう。
スーザンへの言葉も本心からでしょうし、そんなポールの気持ちを理解したからこそ、スーザンもマイクに反対してポールとは争わないと決めたのだと思います。
そんなポールが宿敵フェリシアに説得されて、生命維持装置を切ろうと考えを改めたのは皮肉ですね。
当のフェリシアは娘の死によって、釈放されようとしています。
今後、フェリシアがポールを狙ってきそうですし、この2人の争いにウィステリア通りの女性陣がどうかかわってくるのかも楽しみです。
ゲスト
クレイグ・リンウッド – アーロン・ラスティグ
グレン・モリス – ロン・メレンデス
トミー – ティム・ランサム
ウォーデン – ジョシュ・クラーク
ジェンキンス医師 – カール・T・ライト
ジョージ – ケビン・シフエンテス
チャック – アンディ・フォレスト
エンダ – スーザン・グレース
DATA
原題:Everything’s Different, Nothing’s Changed
放送日:2011/4/3
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:アニー・ワイズマン
第18話 許されざる者
あらすじ・感想
アンドリューが禁酒30日を迎え順調に回復しているのを見て、ブリーも誇らしく感じていた。自分が傷つけた人をリストにして許しを請うという段階で、アンドリューがリストのトップにあげているのがカルロスである。カルロスがアンドリューを誘って森に狩に行ったと聞いたブリーとガブリエルは、二人のことを心配して後を追うことに。
転職して重役となったトムは契約金として10万ドルをゲットし、そのうち1万ドルをリネットに好きに使えと渡す。キッチン用品を買って満足しているリネットにレネは洋服などを選んであげて、上手なお金の使い方を伝授する。週末に夫婦でお祝いするはずだったのにトムは仕事で帰れなくなり、お金を手にする代わりに一緒に過ごす時間が減ってしまって、リネットは驚くような行動に出る。
移植後の回復も順調なスーザンは検査を受けに来て、透析仲間のディックが入院していると知り、病室を訪ねる。スーザンには勝利の波が来ているとディックは語り、自分が退院したらカジノへ行こうと誘う。ディックの言ったとおり仲間達とのポーカーでスーザンは一人勝ちし、ディックのお見舞いに行ったら彼は昨晩息を引き取った後だった。
フェリシアは出所してポールの持っているウィステリア通りの家の中の一つに住むことに。娘ベスからの遺言状でベス名義になっていたこの家を手に入れ、遺灰も法的措置で手に入れたのだった。自分とポールの憎しみ合いのせいでベスが亡くなりこの憎悪に決着をつけようと、フェリシアはポールにベスの好きだった湖で一緒に散骨しようと誘う。
とうとうカルロスが母ホワニータの死の真相を知ってしまいました。
アンドリューが大人になって、真っ向からカルロスと向き合って話し合い、許してもらったまではよかったです。
けど、ブリーはとんだことになってしまいましたね。
カルロスの怒りは当然で、当時まだ高校生だったアンドリューよりも、事故を隠蔽した親に責任があると怒るのは当然です。
カルロスはガブリエルにもブリーと付き合うなと言っていたし、2人の友情がどう変わってしまうのかが見物ですね。
トムは仕事人間になってしまって、初めて仕事のやりがいを感じているようです。
リネットは逆に寂しくなってしまって、複雑な思いを抱えていますね。
仕事が原因で家庭内がごたつかないといいのですが…。
ゲスト
ディック・バロウズ – グレゴリー・イッツェン
リップマン医師 – アリソン・マーティン
ウォーリー – ジョン・カリー
DATA
原題:Moments in the Woods
放送日:2011/4/17
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ジョン・ポール・ブロック三世
第19話 禁じられた遊び
あらすじ・感想
母親の交通事故のことを知ったカルロスはガブリエルにブリーと会うのを禁止する。リネット達がセミナーに出かけて留守のところへガブリエルが行くと、植物の水やりに来ていたブリーと偶然会ってスリルのあるおしゃべりを楽しむ。ブリーの手作りのパイナップルケーキを持って帰ったガブリエルはカルロスに見つかり、もう一度作れと言われてブリーと電話しながらカルロスの目の前でケーキ作りをするハメに。
夫婦生活解禁まであと数日というところでスーザンはエッチな夢を見るのだが、相手はマイクでなくポールだった。ドクターに相談すると思いを遂げていないことが原因かもと言われ、荒れ放題のポールの家を見て彼のことが心配になる。マイクからはポールに近づくなと言われるが、放っておけずにポールの家に行って料理などを作ることに。
ビジネス界の有名人やセレブ達が集まるセミナーが開催され、トムもそれに招待されるだけではなく、リネットも同伴者として一緒に行けることに。有名な人の有意義な話が聞けるとリネットは大喜びしていたが、セミナーに参加できるのは招待された本人だけ。同伴者は生け花やスパなどで時間つぶしさせられ、お飾りの存在としてリネットは不満を感じている。そこで、こっそりとセミナーに潜り込む計画を立てるのだが…。
ウィステリア通りに戻ったフェリシアはカレンに声をかけて、妹マーサのアクセサリーをプレゼントする。自分がポールの家で指を切って逃げていたところをカレンに目撃されたのだが、そのことを黙っていてくれたお礼だった。カレンはフェリシアの家に行きベスが彼女の娘で、どのようにして命を絶ったかを聞かされてポールの悪事を再認識するのだった。
カルロスがガブリエルにブリーと会うなと言う気持ちもわかりますが、会うなと言われると余計に反発したくなるものです。
カルロスの観察眼もなかなかのものだったし、目の前でケーキを作らせるとは恐れ入りました。
その上を行っていたのがガブリエルです。
ブリーと電話しながらグチャグチャなケーキを作り、ちょっとしたスキにブリーが作ったきれいなヤツと入れ替えてしまうのですから、大したものです。
でも、コートに付いた髪の毛からブリーと会っていたのがバレてしまって、子連れで家出してブリーの家にやって来たのにはビックリしました。
スーザンがポールの夢を見ていたのもおかしかったし、地の優しさというかおせっかい焼きが発動して、結局、ポールの面倒をみていましたね。
フェリシアvsポールの構図になっていますから、周りの人がどう振り回されるのかも楽しみです。
ゲスト
メグ・バトラー – シャノン・コクラン
リップマン医師 – アリソン・マーティン
ピーター – エリック・バーゲン
ヒラリー – シンシア・ルーブル
ジョイス・オヘア – マリアンヌ・チェンバース
マリコ – マラナ・リー
DATA
原題:The Lies Ill-Concealed
放送日:2011/4/24
監督:ラリー・ショウ
脚本:デイヴィッド・シュラッドワイラー
第20話 緩やかな毒
あらすじ・感想
リネットはレネとささやかな仕事の成功を祝っていると、トムからオフィスの模様替えを2万ドルでやって欲しいと頼まれる。トムはメタル系の威圧感のある部屋がいいと言うが、夫のことをよく理解しているリネットはウッド系のくつろげる雰囲気の部屋にしてしまう。レネはクライアントの意向の沿うようにリネットに内緒でメタル系の部屋に仕上げて、トムは大喜びだったが…。
子供達二人とブリーの家に転がり込んだガブリエル。ブリーはやんちゃな子供達に手を焼かされて、ガブリエルの許可を得て子供達のしつけをしようとするが失敗。子供達はカルロスに預けられホワニータはパパがブリーを嫌っている理由を聞くのだが、おばあちゃんがブリーに殺されたと勘違いしてしまう。
言うことを聞かないガブリエルの子供達が頭痛の種となったブリーは、教会へ行くことに。家の出入り口をふさいでいる車のクラクションを鳴らすと持ち主がやって来て、フェアビュー署の刑事チャック・バンスの車だった。刑事特有の職権を利用したジョークでその場は別れるが、後にちょっとしたハプニングで再会することに。
ポールのことを心配して食事を届けるスーザンだったが、ポールの家でフェリシアに再会。彼女はベスの母親でポールとは和解して、ウィステリア通りに越してきたという驚くべきニュースを知る。しかし、フェリシアはポールへの復讐を諦めたわけではなく、スーザンと仲良くして一緒にポールの食事を作り不凍液を紛れこませ、少しずつポールの体調は悪くなる。
ポールのエピソードが一番面白かったですね。
スーザンはポールが気の毒で心から力になりたいと思って料理を届けていたのに、ポールったら心がひねくれていて家ほしさのアプローチだと思ってしまったんですね。
フェリシアはポールに復讐したいのにスーザンが入り込んで来たから、邪魔でしょうがありません。
そこで、スーザンと仲良くなってチャンスを逃さないとはなかなかやります。
毒を盛る手口もお見事で、色んな料理や材料に注入したり混ぜ込んだりと、スーザンやポールに見つからないようによくやったものです。
毒入りのお菓子を食べさせられてバッグに吐いた後、車のキーが入っていたみたいだから、捨てたバッグを拾ってどうにかして中からキーを取り出したのでしょう。
フェリシアが一歩リードで今のところ思惑通りに進んでいますが、ポールが倒れたことでスーザンが何か気づくのでしょうか。
DATA
原題:I’ll Swallow Poison on Sunday
放送日:2011/5/1
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:ジェイソン・ガンゼル
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