FRINGE/フリンジ シーズン1 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 不治の病

あらすじ・感想

ダイナーに様子がおかしい女性がやって来て、店員は知り合いの警官を呼ぶ。警官は女性に質問するが何も覚えていないと怯え始め、仕方なく手錠をかけて警察へ連れて行こうとする。

急にダイナーの客全員が目から血を流して死亡し、女性は頭が吹っ飛んでしまう。女性の名はエミリー・クレイマー。ウォルターは彼女はペリーニ・リンパ症という不治の病にかかっていたが回復していたと語る。

事件の原因は放射線で発生源はエミリーだった。もう一人エミリーと同じ病気の女性クレアが行方不明となり、夫にエミリーの写真を見せるが何も知らないとのこと。エミリーの担当医パテルは放射性の治療は行っていない、エミリーとクレアは友達だと語り、再度クレアの夫に話しを聞きにいくと、違法な治療を行っていて、詳しくはパテル先生に聞いてくれと語る。

パテルは銃を取り出し、黒幕はイントレパス製薬会社のエスターブルックだと話した直後、自分であごを撃ち抜いて自殺してしまう。

オリビアはエスターブルックと接触して脅すが、ブロイルズから感情的になっていると注意されてしまう。ここのところオリビアがイライラしていて周りに当たり散らしているのは、幼少の頃の義父とのいさかいのせいだった。ピーターにそのことを話しピーターはオリビアの力になろうと、単独でニーナに会いに行く。


初っ端から頭が破裂したりと、相変わらずグロい始まり方でした。
今回は人が放射線を発し電子レンジみたいな役目をして、周りの人間を死に追いやってしまうという事件でした。

いつもながら見事なウォルターの解決法と、オリビアの推理力で、犯人を見事に追い込みましたね。
ただ、オリビアの過去のトラウマなども描かれていて、いつもよりストーリーに深みがありました。

誕生日には義父から職場にカードが届いていたようですが、今回は自宅の届いていたのがかなり怖かったです。
そのうち、義父絡みの事件なんかも起こるのでしょうか。

パパイヤの実験や青い綿菓子を食べたがったりなど、ウォルターはいつも通りかわいかったです。
相変わらずアストリッドの名前は覚えていないみたいです。

ゲスト

デビッド・エスターブルック – クリス・アイグマン
エミリー・クレイマー – マリア・ディッツィア
クレア・ウィリアムス – マルジャン・ネシャット
マーティー・ピッツ警官 – ウィリアム・ヒル
ポーラ・クレイマー – リサ・エメリー
ケン・ウィリアムス – ロバート・イーライ
サンジェイ・パテル医師 – アロック・テワリ
ベン – スコット・エヴァンス
ゲイリー – ホセ・ラモン・ロザリオ
エリザベス – ジェーン・キム

DATA

原題:The Cure
放送日:2008/10/21
監督:ビル・イーグルス
脚本:フェリシア・D・ヘンダーソン、ブラッド・ケイレブ・ケイン

第7話 寄生虫

あらすじ・感想

ローブ捜査官はトラックを押収して密輸品を探していたが、トラックにあったのはパンダのぬいぐるみだった。捜査状況をブロイルズに報告している最中に急にローブは苦しみだす。病院で胸を切開して心臓マッサージをしようとすると、心臓に寄生虫が巻きついていた。

ウォルターはローブをラボに運んで組織を採取し検査に回すと、DNAに作った者の痕跡が見られた。ZFTというサインから民間のテロリストグループに行き着き、デビッド・ロバート・ジョーンズという人物が遺伝子兵器の研究でフランクフルトで拘束されているという情報をつかむ。

オリビアはドイツに向かい昔の恋人ルーカスに頼んで、ジョーンズに会えるよう手はずを整えてもらう。その頃、ブロイルズはローブの資料から彼と行動を共にしていたジョゼフ・スミスを確保するために現場へ。

オリビアはジョーンズからジョゼフ・スミスと話したいというメモを受け取る。SWATを率いるブロイルズはスミスの自宅を取り囲んでいて、オリビアから連絡を受けたピーターが現場へ向かう。

ピーターが見ている目の前でスミスは撃たれてしまう。ローブの容態が悪化してピーターの元へウォルターから電話が入り、スミスの死体の脳から情報を聞き出したいから、遺体をラボへ運ぶよう指示される。


心臓にあんなデカい寄生虫が巻き付いていて、よくローブ捜査官も助かったものです。
謎が謎を呼ぶ事件で、ローブと妻がブロイルズの言っていたFBIのスパイなのでしょうか。
「リトルヒル」という情報を聞き出すためだけに、命を張ったとは思えませんが、ZFTが何かしかけてくるのは目に見えています。

ピーターは電気を脳に流されて災難でしたが、人の命を救うためにがんばりました。
子供の頃にウォルターに実験されていたと知って、怒って当然ですが、うやむやにされてしまいましたね。
これがきっかけでまた親子が断絶してしまわなければいいのですが…。

オリビアは元彼と再会してちょっといいムードになっていましたが、ジョンのことでまだ心が揺れ動いているから、一線を越えなくてよかったです。

ゲスト

ルーカス・ヴォーゲル – ビリー・バーク
ウォールデン・ヨハン・レノックス – ケネス・タイガー
サマンサ・ローブ – トリニ・アルバラード
ミッチェル・ローブ – チャンス・ケリー

DATA

原題:In Which We Meet Mr. Jones
放送日:2008/11/11
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:J・J・エイブラムス、ジェフ・ピンクナー

第8話 誘拐

あらすじ・感想

雨の中息子のベンを乗せて運転していたジェレミーは車の故障で困っている女性を助ける。ボンネットを開けて緑と赤のランプの点滅を見て気が付くと、女性は車ごといなくなっていてベンの姿はなかった。

ブロイルズは過去10年に似たような事件があり、その道のエキスパートが謎の女性に誘拐されていた。緑と赤のランプの点滅で人を暗示にかけたとウォルターが言い出し、しばらく誰から聞いたか思い出せずにいたが、病院に入れられていた頃患者のダシールから聞いたことを思い出す。

ダシールも同じ女性に誘拐され戻ったら妻を殴り殺し、それ以降、取り付かれたように方程式を解こうとしていた。ウォルターとピーターは方程式を音楽に置き換え、ベンが演奏していたのと同じ曲だと突き止める。

オリビアはダシールに面会しに行くが医師のサムナーから禁止されてしまい、ウォルターのみ面会が許可される。オリビアはウォルターにそのことを話すと、行きたくはないがベンのために行くしかないと答える。

オリビアとピーターに見送られてウォルターはダシールに会うが、ランプや方程式のことを聞いてもダシールは答えずに暴れ出し、ウォルターは鎮静剤を打たれてしまう。その夜、ウォルターは病院に拘束され、翌日もう一度ダシールと話して、彼が赤いお城の地下に閉じ込められていたことを突き止める。


ウォルターは長年閉じ込められていた精神病院へと戻ろうなんて、よく決断しましたね。
もう1人のウォルターが病院に現れていましたが、ただの幻覚ではなく、何か理由がありそうです。

ウォルターがダシールから情報を聞き出してもらったおかげで、ベンを無事救出できました。
オリビアのアクションシーンもなかなかカッコよかったし、ジョアンナも負けじと挑んでいて見ごたえがありました。
せっかくオリビアを巻いて方程式を手に入れたのに、あっけなくジョアンナ退場です。

金庫に入れたりんごを外から取り出していましたけど、金属の壁を破れる方程式だったのでしょうか。
実験していたのは、前回出てきたローブ捜査官みたいでしたが、何を企んでいるのが気になりますね。

ゲスト

サムナー医師 – ウィリアム・サドラー
ダシール・キム – ランドール・ダク・キム
ジョアンナ・オスラー – ジリアン・ジェイコブス
ベン・ストックトン – チャーリー・ターハン
ジェレミー・ストックトン – アダム・グルッペル
ミッチェル・ローブ – チャンス・ケリー
アビー・ストックトン – ケイト・ホッジ
モーリン・ストックトン – ナンス・ウィリアムソン
フランク – ケヴィン・キャロラン

DATA

原題:The Equation
放送日:2008/11/18
監督:グウィネス・ホーダー=ペイトン
脚本:J・R・オーチー、デヴィッド・H・グッドマン

第9話 幻覚

あらすじ・感想

ニューヨークのマッシブ・ダイナミック社の幹部マーク・ヤングが飛び降り自殺を図る。休暇を取ろうとしていたオリビアはウォルターとピーターと共に現場に呼び出される。死体には切り傷がたくさんあり、ウォルターは体の内側から付けられていると見る。

早速ラボに死体を持ち帰り調査を始めると、血液から強力な幻覚剤が発見される。ウォルターの過去の実験で、恐怖を感じた被験者が氷を焼けた炭だと暗示にかかって肌にやけどしてしまった。

マークも同じく幻覚剤を投与され、蝶の幻に切りつけられるという幻覚を見て、恐怖から死亡したらしい。オリビアは現場でジョンの幻を見かけ、自宅のパソコンにジョンからのメールが届き、ある住所が書かれてあった。その場所にあったヒキガエルを持ち帰り、ウォルターの分析に大きなヒントを与える。

ジョンが犯人を知っていると見たオリビアは、ウォルターに頼んでタンクに入り、オリビアの中にあるジョンの記憶とアクセスすることに。オリビアは徐々に催眠状態に入り、ジョンと初デートしたレストランにいた。

オリビアはジョンに呼びかけて返答はなかったが、マーク・ヤングのことを話すと目が合い、別の場所に飛ばされてしまう。ピーターは元彼女のテスに会い、暴力を受けていることを知る。


オリビアはジョンの幻覚に苦しめられていますが、事件解決のヒントになっているようで、今のところは役立っているみたいです。
でも、オリビアからしたら早くジョンのことは忘れて事件の真相を探り、前に進みたいでしょうから、ウォルターにもう1回タンクに入れてくれと言った気持ちもわかります。
それに、ジョンと目が合ったりメールが送られてきたりするのも、オリビアの言う通り幻覚ではないかもしれませんね。

ピーターは昔からうさんくさい仕事をしていたらしく、ボストンに戻って来たのが悪い連中にバレてしまいました。
一緒にいたテスという女性は昔の恋人っぽかったですが、彼女からみで何かトラブルがあったのかもしれませんね。
その辺も今後描かれるはずですから、ちょっと楽しみです。

今回のウォルターはちょっとおとなしめだったけど、彼なくして事件の解決はありえないので、フリンジ・チームの要になっていますね。

ゲスト

ジョージ – ユル・ヴァスケス
テス・アマラル – スーザン・マイズナー
マーク・ヤング – トレミー・スローカム
マイケル・ケリー – デヴィッド・ヴァディム
シャーロット – シンディ・カッツ
グレゴリー・ワース – トム・リース・ファレル
メラニー – カティア・オヘダ
ブライアン・コール – ロバート・アルカロ
ポール – ハリー・サットン・Jr

DATA

原題:The Dreamscape
放送日:2008/11/25
監督:フレデリック・E・O・トーイ
脚本:ザック・ウェドン、ジュリア・チョー

第10話 記憶

あらすじ・感想

フィラデルフィアの銀行に強盗が入り、一人が壁の中にめりこんだ状態で発見される。盗まれたのは大きな貸金庫の箱でこれで三度目の強盗となる。オリビアは壁の男に見覚えがあり、海兵隊時代のポール・ルーゴだと思い出し妻スーザンに会いに行くことに。

以前にここに来たことがあるとオリビアは言うが、スーザンはその時いたのはジョンだったと答える。オリビアの中に残っているジョンの記憶を、自分のものだと勘違いしていたようだ。ポールの友達がやっているバーに行き、彼がPTSDで悩んでいて退役軍人病院にいたことが判明。

病院の看護師から仲良くしていた4人の人物がいたという情報を得る。そんな中、ルーゴが病院で仲良くしていた仲間の1人が、ボルティモア行きのチケットを買ったことがわかる。

ウォルターは壁に振動を与えて壁をすり抜けて強盗を行ったと実験で証明し、ピーターは盗まれた貸金庫の番号からそれがウォルターの貸金庫だと気付く。ウォルターは何を預けてあったか全く覚えておらず、彼のプロビデンスの銀行の貸金庫が狙われているという情報が入る。

ピーターの機転で銀行が判明しオリビア達が向かうが、すでに貸金庫の中身は盗まれた後だった。包囲網を突破されていないと後を追いかけ、逃げ遅れた1人を逮捕する。


ウォルターはタイムマシンみたいなとんでもない物を20年前に作っていたわけですね。
その隠し場所をZFTのメンバーは、どうやって知ったのかもちょっと謎です。

その機械を使って、ドイツの拘置所にいたジョーンズを脱獄させましたが、ジョーンズがパターンがらみの黒幕なんでしょうか。
オリビアをさらったのもちょっと疑問です。

ニーナはオリビアの頭の中にジョンの記憶があるのを研究で知って、彼女を狙うのはわかります。
でも、ZFTはそのことを知らないはずだし、ニーナとZFTが結託しているようにも見えませんでした。
ちょっと謎が解明されたけど、新たな謎が生まれてますます盛り上がってきました。

ゲスト

ライアン・イーストウィック – ポール・フィッツジェラルド
ミッチェル・ローブ – チャンス・ケリー
ミスター・コール – ジェームズ・フレイン
ポール・ルーゴ – エンジェル・デヴィッド
エバン・マクニール – ヴィンス・キューポン
ロバート・ノートン – ブライアン・クロムウェル
スーザン・ルーゴ – ロサ・アレドンド
ブルース・ミラー医師 – アミール・アリソ
エド・”スミッティ”・スミス – アンドリュー・B・ブレイク
マーティン – カール・ケンズラー
グリムス – フランク・ディール

DATA

原題:Safe
放送日:2008/12/2
監督:マイケル・ジンバーグ
脚本:デヴィッド・H・グッドマン、ジェイソン・ケイヒル

FRINGE/フリンジ

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