FRINGE/フリンジ シーズン4 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 時間

あらすじ・感想

フリンジ・チームはピーターのことを全面的に信頼できずにいるが、事件解決に知識は役立つと捜査協力を依頼する。ウォルターはピーターと口を聞こうとはせず目すらも合わせないようにしていた。ボストンで時間に関する事件が連続で起きていた。

あるアパートで火事が起こり母親は娘を助けようとするが、娘が赤ちゃんに戻り抱きかかえて外に出たら元通りに。また、使われていない路線に急に列車が走り幻のように通り抜けてしまう。また、ピーターはあちこちにタイムスリップするようになる。

チームはラボに戻って分析を始め、ここ最近起こった事件の場所から、ウォルターはフィボナッチ螺旋を描いていて中心部が原因だと見られる。中心部にあるのはレイモンドとケイト夫婦が住む家だった。FBI捜査官がゾーンに入った途端に跡形もなく消えてしまい、チームは中に入る方法を探ることに。


ピーターは時間やこの世界に何らかの影響を与えてはいますが、今回の事件はほぼレイモンドが機械を作ってしまったからですね。

健康で自分のことを愛してくれていた妻と会いたくて、どんな影響が出るか考えずに機械を作って動かしてしまいました。
量子物理学の専門家はケイトの方でしたから、事前に予測不可能だったのでしょう。

みんながピーターを知らない世界へ帰って来て、ピーターはバリバリフリンジチームで仕事をしています。
そのせいか、リンカーンの影が薄くなったみたいで、あまり活躍の場が与えられていませんね。

ウォルターは相変わらずピーターを無視ですが、親子の素晴らしいコンビは健在です。
ピーターがハーネスを着けて中に入って行くのをモニター越しに見ていたウォルターは、ちょっと誇らしげでした。

どうやらピーターは違う時間軸に戻って来てしまったみたいですが、ウォルターの幻覚やオリビアの夢はどういうことなのか、気になりますね。

ゲスト

レイモンド – スティーヴン・ルート
ケイト – ロミー・ローズモント
アン – ヴィクトリア・バイドウェル
赤ちゃんのサマンサ – ソフィー・クローウェル
サマンサ – クロエ・マッティ

DATA

原題:And Those We’ve Left Behind
放送日:2011/11/11
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:ロバート・チアペッタ、グレン・ホイットマン

第7話 孤独

あらすじ・感想

オリビアはここのところ頭痛がひどく、夜遅くに薬をもらいに薬局へ。通りがかったダイナーにリンカーンがいて、この町に来てから眠れなくなったとのこと。ある男性が何者かに襲われ肌の色は白く目は赤く、白髪になって発見される。近くにいた警官は何かの気配を感じて発砲したと証言。

リンカーンは近くに血痕が残っているのを発見し、分析の結果、生後4ヶ月で死亡した赤ん坊だと判明する。彼は先天的に体の色素が少なくライトでも焼けどするほどだった。遺体はマッシブ・ダイナミックの子会社が引き取ったと医師から話を聞く。

ニーナに話を聞くと、ユージーンと名付けられたその子は色素細胞を移植し、カメレオンのように周りの色と同化する能力があったが、火事で死んでしまったとのこと。ユージーンはまだ生きていて、人間から色素を得て自分の姿が見えるようにしているのではとウォルター達は推測する。


何だか、オリビアとリンカーンが急接近しています。
向こうの世界でもリンカーンはオリビアに恋していましたが、オリビアにはフランクという恋人がいましたから、片思いというわけですね。

ピーターは違う時間軸だと言っていましたから、オリビアとくっ付く可能性は低そうですが、この2人は惹かれ合う運命みたいなものがあります。
このオレンジの世界くらいは、リンカーンの思いが報われてほしいですね。

透明人間とは少し違うけれど、周りからは見えない存在のユージーンの苦悩がちょっぴりうかがえます。
最後の最後にエレベーターで一緒になったジュリアに声をかけてもらえて、ユージーンの唯一の願いがかなったのではないでしょうか。

ゲスト

ユージーン・ブライアント – トビアス・シーガル
ブレイク・ウエスト医師 – モンテ・マーカム
ジャフィー看護師 – ナンシー・シヴァク
ネッド – ジェームス・クレイトン
スペンサー捜査官 – シャイン・ジョーンズ
ティム捜査官 – ジャロッド・ジョセフ
ジュリア – ジェーン・マグレガー
ジャック – トッド・トムソン
ジャックの妻 – カーリー・ウォーケンティン

DATA

原題:Wallflower
放送日:2011/11/18
監督:アンソニー・ヘミングウェイ
脚本:マシュー・ピッツ、ジャスティン・ドブル

第8話 潜入

あらすじ・感想

ピーターは自分の時間軸に戻る手伝いをウォルターから断られ、オリビアに相談してウォルターネイトに頼みに行くことに。リンカーンも手伝ってくれて、昔ウォルターが昔使った装置であちら側の世界へ。

その頃、向こうの世界では新型シェイプシフターが現れたとの情報が入り、リンカーンとボリビアが現場へ行くが、軍が対応すると言われてあっさり引き返すしかなかった。長官が何か関わっているのではと疑惑を新たにする。

ピーター達は無事に向こうの世界に着き、リンカーンがIDをなくしたという芝居で上手く潜入できそうだった。しかし、本物のリンカーンがID紛失の連絡を受けて現場に急行し、こちら側のリンカーンとピーターは捕らえられてしまう。

護送車を運転していたマーフィーが電話を受けて進路を変え相棒を銃で撃ち殺す。リンカーンはマーフィーを撃ちそのすきにピーターは目的のために逃げ出す。


この世界のウォルターはピーターを二度も失ったことで、闇が深そうですね。
結局、ピーターはウォルターネイトが油断ならないヤツと知っていても頼るしかなくなり、オリビアとリンカーンの力を借りることにしたのは賢いですね。

リンカーンは同僚が殺された件でシェイプシフターの情報を探りたいという目的がありますから、喜んで協力してくれました。
めがねの真面目リンカーンよりも、やっぱりアクティブなリンカーンの方が素敵です。

新型シェイプシフターは、ウォルターネイトが黒幕ではなかったようです。
この世界では死んだはずのジョーンズが生きていて、またもやピーターと対決することになるのでしょうか。

エリザベスはピーターはいつか戻って来ると思っていて、一瞬で目でピーターだとわかるなんて、本物ではないにしろさすがは母親です。
冒頭のピーターの夢に出て来たウォルターが、裸エプロンで料理していたのが可笑しかったですね。

ゲスト

エリザベス・ビショップ – オーラ・ブラディ
ケイン – ダレン・A・ハーバート
マーフィー捜査官 – ジェームス・バンフォード
コール捜査官 – マーク=アンソニー・マシア
シェイプシフター – マシュー・ミルレア

DATA

原題:Back to Where You’ve Never Been
放送日:2012/1/13
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:デビッド・フューリー、グラハム・ローランド

第9話 黒幕

あらすじ・感想

向こうの世界でジョーンズを確保したボリビアとリンカーンはフリンジ本部まで彼を連れてくる。ピーターとリンカーンは自分の世界へ戻る準備をしていて、廊下ですれ違ったジョーンズを見たピーター。

自分の時間軸でジョーンズを倒したピーターはジョーンズにドイツの刑務所から脱走したことなどを並べ立てて彼を動揺させる。しかし、ジョーンズは仲間に病院で事故を起こさせて死傷者を出させ、ジョーンズは国防総省からハードディスクを時間内に取って来いと要求する。

被害を食い止めたい長官はジョーンズの言う通りにし、彼を解放することに。あらかじめリンカーンがお茶に追跡装置を混ぜておいたのだが、ジョーンズは町中で奇妙な行動を取り始める。

金をばら撒いて人々を集め、追跡装置の数がどんどん増えていく。ジョーンズは自分の体に入った追跡装置と同じ周波数のものを金に入れてあり、まんまと逃げてしまう。


ピーターは苦労して倒したジョーンズがあっさり生きているのを見て、さぞや怒りが沸いたことでしょう。
シェイプシフターの件は自分には関係ないと言っていましたが、裏にジョーンズがいたのでは協力せざるを得ませんね。

ジョーンズにとっては大きな誤算で、それがウソ発見器っぽい機械にも現れていました。
今のところジョーンズに翻弄されていますが、危機一髪のところでオリビアが踏みとどまってジョーンズを追うのを止めたので、命を落とすことはありませんでした。

世界に穴を開けられる電池の元の鉱石を大量に採掘して、一体何に使うのでしょうか。

こちら側の世界ではニーナがオリビアの育ての親でいい関係を築いていますが、実はジョーンズと結託しています。
向こう側ではブロイルズが協力していますから、どちらの世界でもフリンジチームは不利ですね。

ゲスト

ナディーン・パク – ミシェル・クルージ
ティム捜査官 – ジャロッド・ジョセフ

DATA

原題:Enemy of My Enemy
放送日:2012/1/20
監督:ジョー・チャペル
脚本:モニカ・オウス=ブリーン、アリソン・シャプカー

第10話 予知

あらすじ・感想

オリビアは監視人のことをブロイルズに報告するが、みんなには伏せておくことに。建設現場から鉄骨が落ちてきて死亡した男性が見つかり、その状況と同じ絵を死ぬ前にもらったことが判明。監視カメラの映像から絵を渡した女の子をフリンジ・チームは追う。

女の子の名はエミリー・マルン。家に訪ね父親ジムから話を聞くと、彼女は未来を予知できてマッシブ・ダイナミックがエミリーを実験台にしようとし、名前を変えて逃げ回っていると話す。ジムからは協力を断られるがエミリーは協力したいとオリビアに連絡して来る。

エミリーから絵を渡されバスで会った男を見て描いたもので、大勢の人が死ぬと予言している。オリビアはエミリーをウォルターのラボに連れて行き助けを求める。ピーターは催眠術で潜在意識を探れとアドバイスするが、この時間軸のウォルターは催眠術をやったことがなかった。


ラボでダンカンの居場所を探るため催眠術を使えとピーターはウォルターに言っていましたが、この時間軸のウォルターは使ったことがなかったようです。
やり方はピーターが教えたのでしょうが、嬉々として催眠術をかけていたウォルターがかわいかったですね。

冒頭でもウォルターとピーターが装置のことで意見交換していて、ウォルターったら電気ショックを3回もやったみたいですが、心臓は大丈夫だったのでしょうか。

時間軸は違っても親子ですし、久々にウォルターとピーターが協力して事件解決に取り組む様子が見られて、楽しかったです。

エミリーは今まで予知したことを止めることができませんでしたが、フリンジチームの協力で大勢の命を救うことができました。
オリビアは母親代わりのニーナに「愛している」と伝えていて、完全に敵のニーナに丸め込まれていますから、真実を知ったら傷つくことでしょう。

ゲスト

ジム・マルン – カリー・グレアム
エミリー・マルン – アレクシス・レイチ
ジェーン・レイマール – タミー・ヒュイ
オマリー判事 – ジョン・インズ
ダイアン・マルン – メレディス・マクゲシー
ダニー・マルン – ディラン・シュミット
ボブ・エンゲルハート – パトリック・スペンサー
アルバート・ダンカン – ジョナサン・ウォーカー

DATA

原題:Forced Perspective
放送日:2012/1/27
監督:デヴィッド・ソロモン
脚本:イーサン・グロス

FRINGE/フリンジ

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