第6話 かなわぬ願いを想う日
あらすじ・感想
クラウスはカバンの影響で1968年のベトナム・ショーバレーに飛ばされ、ベトナム戦争に兵士として出撃させられる。そこで、兵士のデイブと親しくなり、恋人関係に。
ルーサーはみんなを集め、夕べファイブが言っていた世界の終わりについて説明し始めるが、みんな勝手に行動し始めて唯一屋敷に残ったアリソンは子供に会いたくてロスに帰ると言っている。
ヘイゼルとチャチャはナンバー5の暗殺を中止せよという命令を受ける。ヘイゼルが留守の間にチャチャはヘイゼルを抹殺せよという命令を受け、カバンがあるとだまして森へ連れて行き殺そうとする。
ファイブは1955年のコミッションにいて、ケース・マネージャーの仕事を担当することに。世界の終末絡みの資料「黙示録」を盗み、世界の終わりを防ごうとしている。
レナードのすすめでターニャはコンサートのことを報告しに屋敷にやって来るが、家族の集まりだと冷たくあしらわれ腹を立てて屋敷を出る。帰り道でヴァーニャが歩いた後は街頭がゆがんでいて、レナードはヴァーニャの秘められたパワーだと言うが本人は否定する。
ルーサーは4年間の月での任務が今回の件と関係があると、父の部屋で資料を探していた。ポゴに隠し場所を教えられるが、月から父に送った物は開けられた形跡がなく、4年間無意味に時間を過ごしたと落ち込んでしまう。
ふさぎ込んでいるルーサーを元気付けようと、アリソンは子供の頃の秘密基地にルーサーを連れて行き、当時のコーラで乾杯する。
ディエゴはパッチの復讐をするため2人組の殺し屋を探しに行こうとしていると、クラウスに呼び止められる。薬を体から抜きたいのでロープで縛ってくれと頼むとディエゴから死んだ友達の霊に会いたいのかと尋ねられ、タイムトラベルして出会ったデイブとのことを話す。
ルーサーとアリソンのプチデートはとてもロマンチックでした。
お互いに子供の頃から淡い恋愛感情を抱いていて、未だに変わらず相手のことを大事に思っていますね。
秘密基地でコーラを口にして吹き出したシーンもかわいかったし、スーツとドレス姿で外でダンスしているシーンはとても素敵でした。
ファイブはコミッションの幹部に迎えられたかと思ったら、ただの事務仕事でした。
仕事をこなしながらもどうやって世界の終わりを止めるかを探し、とうとう方法を見つけたようです。
ファイブがタイムトラベルして帰って来てしまったから、この日の1日がなかったことになりました。
ということは、ルーサーとアリソンのロマンチックデートもなしで、ちょっと残念です。
ヴァーニャの力は怒りの感情が高まると発揮されるみたいで、レナードはヴァーニャを屋敷に連れて行ったら感情的になると計算して、あおって連れて行ったのでしょう。
彼の家のベッドの下にあった本のようなものは一体何で、どうやって手に入れたのか気になります。
ゲスト
カーラ – ローラ・シルヴィッツ
グロリア – スー・ガレイ
DATA
原題:The Day That Wasn’t
放送日:2019/2/15
監督:スティーヴン・サージック
脚本:スニーハ・クアース
第7話 恐れた悪夢が起きた日
あらすじ・感想
1989年10月1日にハロルド・ジェンキンスは生まれたが、ごく普通の子供だった。ハロルドの母は出産で死亡し、父は酒飲みでハロルドに暴力をふるっていた。
13歳のハロルドはアンブレラ・アカデミーに行きハーグリーヴスに自分も同じ日に生まれ、何か力があるはずだと訴えるが、ハーグリーヴスは何の力もないと大衆の面前で冷たく突き放してしまう。ハロルドは父をハンマーで殴って殺し、12年服役した後出所する。
そして現在、みんなが集まっているところへファイブが帰宅し、ハロルド・ジェンキンスを探せと指示する。ディエゴは知り合いの刑事からハロルドの資料を手に入れてアリソンに渡すと、彼がレナードだと判明する。
ディエゴとアリソン、ファイブはレナードの家に侵入すると、屋根裏部屋にアンブレラ・アカデミーの破壊された写真やフィギュアなどがたくさんあり、レナードの狙いはヴァーニャではなく自分達だと気づく。
ハンドラーに撃たれていたファイブは、レナードの家で意識を失ってしまう。
ルーサーは父が何の意味もなく月に行かせたことにショックを受け、クラブへ酒を飲みに行ってしまう。クラウスはルーサーを探し歩き、誰かに殴られると死者の世界にいた。
そこでクラウスは父ハーブリーヴス卿と会い世界の終わりを止めるために子供の頃からみんなを訓練し、バラバラになった家族を集めるために自殺したと話す。重要な事を父が話そうとしたとたん、クラウスは現実世界に戻ってしまう。
チャチャはヘイゼルの抹殺命令を受け取るが殺すことができず、ヘイゼルもまたチャチャの抹殺命令を受けていた。
ファイブが1日前に戻ったことで、前回のほとんどがなかったことになってしまいました。
あんなにロマンチックだったルーサーとアリソンのダンスもナシになったなんて、かなりがっかりですね。
クラウスもデイブの霊とは会えなくて、代わりに父の霊と会話できたのはよかったですが、肝心なことを聞く前に現実に戻ってしまいました。
ハーグリーブス卿はクラウスに何を伝えたかったのでしょうか。
レナードは一見優しいヴァーニャの彼氏でしたがどんどん裏の顔が見えてきて、世界の終わりと関係しているハロルドだとは思いませんでした。
クラウスが捨てた箱の中身を拾ったのがレナードで、ヴァーニャの力のことが書かれてあって利用できると近づいたのでしょう。
レナードはヴァーニャの能力を引き出して味方にし、アンブレラ・アカデミーに復讐しようとしているのかもしれませんね。
ゲスト
ジェンキンスの父 – トーマス・ミッチェル
ラリー – パトリック・スティーヴンソン
DATA
原題:The Day That Was
放送日:2019/2/15
監督:スティーヴン・サージック
脚本:ベン・ネディヴィ、マット・ウォルパート
第8話 ウワサを聞いたの
あらすじ・感想
レジナルド卿はヴァーニャがまだ4歳の時、力をコントロールする訓練をさせていたが、ヴァーニャの力は強力で制御不能だと判断し力を封印することに。
アリソンは人里離れた郊外にあるハロルドの祖母の家に向かっている。1年ほど前、アリソンはクレアを寝かしつけようと、自分の能力を使っているところを夫に見られてしまう。
病院でレナードは目覚め、付き添っていたヴァーニャを急かして病院を自ら退院する。自分がやったと落ち込んでいるヴァーニャを正当防衛だと慰め、夕べどうやって力を使ったか思い出させる。ヴァーニャは小川の流れる音に集中し、力を制御することができた。
クラウスに起こされてルーサーが目覚めると、隣りには見知らぬ女性がいて関係を持ったらしい。家族みんなが集められ、死後の世界で父と会話し父の死は自殺で、みんなを集めるためだったと報告する。
みんなは信じなかったがポゴがやって来て、本当のことだと念押しする。
ヘイゼルはアグネスと、野鳥を見て世界を回るというアグネスのプランを実行している。ヘイゼルはやり残したことがあると、ホテルで1日待っていてほしいとアグネスに伝え、車で走り去る。
アリソンは殺人現場でヴァーニャのマフラーを見つけ、自分のファンだという警官に嘘を付いて、唯一事件で生き残った人の話を聞きに病院へ行く。ヴァーニャの写真を見せて現場にいたかどうかアリソンは確かめようとするが、追加の検査だと目撃者は連れて行かれる。
聞き出せたのは、男に金をもらって頼まれて連れの女性の前で暴力を振るったらしく、あれは事故じゃなかったということだけだった。看護師から写真の女性は入院していた男性と帰ったと聞き、アリソンは再びレナードことハロルドの山小屋へ向かう。
今までアリソンが実際に力を使っているところはほとんど出て来なかったけど、娘を寝かしつけるためについ軽い気持ちで使ってしまったのですね。
運悪く夫が見ていて、クレアとは会えなくなってしまったようです。
やっぱりヴァーニャは力を持っていて、どうして普通の子として育ったのかわかりました。
レジナルド卿は力が本人を超えていて扱えないと判断したからでしょう。
4歳のアリソンには何のことだかわからなかったでしょうし、父に言われたことをその通りやっただけだから、悪気はありませんでした。
ヴァーニャからしたら家族のはみ出し者扱いされて、苦しんできた過去のきっかけを作ったのはアリソンだと知り、怒りを覚えて力が暴走してあんなことになってしまいました。
レナードでチンピラを雇って自分を襲わせたり、ヴァーニャの過去を知った上で全て仕組んだのだから恐ろしいですね。
果たしてアリソンは無事なのか、ヴァーニャがいつレナードの正体に気づくのかが気になります。
ゲスト
ラリー – パトリック・スティーヴンソン
クレア – ココ・アサド
パトリック – ブレイデン・ヘンドリクソン
DATA
原題:I Heard a Rumor
放送日:2019/2/15
監督:ジェレミー・ウェッブ
脚本:ローレン・シュミット・ヒスリック、スニーハ・クアース
第9話 変化
あらすじ・感想
1993年、ヴァーニャが4歳の頃オートミールが食べられず、何人もの乳母が食べさせようとするが、ヴァーニャはパワーを使って撃退していた。ハーグリーヴスはヴァーニャのパワーにも耐えられるグレースを作り、オートミールを食べさせるのに成功する。
アりソンを殺してしまったと怯えるヴァーニャをレナードは説得し、一時的に自分の部屋へ連れて行く。アカデミーに運び込まれたアリソンはグレースの手当てを受け、一命をとり止める。
アリソンは目を覚ますがのどを切られたため今はしゃべれず、付き添っていたルーサーにメモでヴァーニャにはパワーがあり、こうなってしまったのは自分のせいだと伝える。
ショックを受けたクラウスはまた薬をやろうとするがゴーストのベンに殴られ、クラウスには霊を操って触れ合う力があったことにお互い驚いている。
ヴァーニャはハーグリーヴスの日記を見つけ、レナードが自分のパワーをよみがえらせるため全て仕組んだことだと知り、怒りに任せて殺してしまう。ファイブとディエゴ、クラウスがハロルドの死体を見つけ、ファイブは持っていた義眼がぴったりハロルドに合うことを確かめる。
ヘイゼルがファイブに会いに屋敷にやって来るが話をする前にディエゴが襲いかかり、仕方なくファイブはディエゴを気絶させる。コミッションの指示はハロルド・ジェンキンスを保護することだったが、彼が死んだ今世界の終わりは来ないとファイブはヘイゼルに告げる。
ヘイゼルの帰り際、ファイブはパッチ刑事を殺したのはどっちだと聞き、チャチャだと知る。ディエゴの容疑を晴らしたいと告げると、ヘイゼルは自分のとチャチャの銃を置いて行く。
シーズン・フィナーレまであと1話となり、物語もいよいよ大詰めです。
ファイブはハロルド・ジェンキンスが死んだから世界の終わりは来ないと言っていましたが、多分、能力が覚醒したヴァーニャが引き起こすのでしょうね。
アリソンがパワーを発揮しているところを見たかったのですが、過去の回想シーンでちょっと触れられていた程度なのが残念です。
ヴァーニャのことを姉妹として一番心配していて、自分が危険な目にあったのにヴァーニャを理解しようとしている優しさは感じます。
一番地味で目立たなかったヴァーニャですが、力が増すにつれどんどん制御不能になっています。
子供の頃に閉じ込められていた地下室からも脱出したし、レナードをいとも簡単に殺してしまったのが怖いですね。
クラウスもまた新しいパワーが目覚めて、ベンと一瞬コンタクトを取れた瞬間は感動的でした。
最後にハンドラーが時間を止めて現れましたから、シーズン・フィナーレで何をやらかしてくれるのかが楽しみです。
ゲスト
マダム・ベリビュー – リーズ・コーミエ
DATA
原題:Changes
放送日:2019/2/15
監督:ジェレミー・ウェッブ
脚本:ボブ・デラウレンティス、エリック・W・フィリップス
第10話 ホワイトバイオリン
あらすじ・感想
ハーグリーヴスは愛する人からバイオリンを託され、世界を救うためにビンに入った光を放つ。その後、彼は売りに出ていたアンブレラ・アカデミーを購入する。
ヴァーニャは金属製の重たいドアをパワーで壊し、次々に屋敷の部屋を破壊していく。ルーサー達は外へ逃げポゴがヴァーニャを止めようとするが、全てを知っていたのかと聞かれて正直に答えると殺されてしまう。
ディエゴが天井の下敷きになりそうになり、ベンがディエゴを引っ張って助けるが、ディエゴはクラウスが助けてくれたと思っている。グレースは屋敷の中に残っていて、スーサーやディエゴらは助けることができなかった。
警察のサイレンが聞こえ、みんなは別々に逃げてボーリング場で落ち合うことに。世界の終わりはまだ続いていてヴァーニャが引き起こすとファイブがみんなに伝え、彼女が向かったイカルス劇場へとみんなも急ぐ。
ファイブはハンドラーからのメッセージを受け取り彼女に会いに行くが、ファイブを家族から遠ざける作戦だったと気づきすぐにみんなと合流する。
ハンドラーはヘイゼルとチャチャにヴァーニャを保護するよう命じる。ヘイゼルはコミッションの言いなりになるのにはうんざりしていて、車をわざとぶつけて任務を放り出す。アグネスが捕まっているモーテルへ戻ってハンドラーの頭を銃で撃ち、アグネスを連れて逃げる。
劇場ではコンサートが始まっていて、ヴァーニャはパワーを使って演奏者達に強制的に演奏を続けさせる。アンブレラ・アカデミーが劇場に着いてヴァーニャを止めようとするが、コミッションの部隊が突入して来る。
ルーサー達は客を劇場から逃がし、外にいたクラウスも合流。クラウスの能力が目覚めベンを召還してベンのパワーで次々にコミッションの兵士達を倒していく。
シーズンフィナーレだけあってド派手なアクションシーン満載で、かなり迫力がありました。
結局、アンブレラ・アカデミーは世界の終わりを止めることができませんでしたが、ファイブのタイムトラベルでもう一度やり直しになるのでしょうか。
ヴァーニャの覚醒具合がスゴくて、もはや人間ではなく別の存在になっていたのが怖かったです。
他の兄弟達がヴァーニャに捕まって最後に残ったアリソンがヴァーニャを撃つと思ったのですが、一番ヴァーニャと心が通じている姉妹だからこそアリソンが止めたというのが感動的です。
クラウスも最後の最後で素晴らしい活躍を見せてくれて、ベンも霊としてだけど兄弟に会うことができて良かったです。
最初はバラバラで自分勝手な兄弟姉妹達でしたが、最後には家族らしく一致団結してヴァーニャの命を奪うことはありませんでしたね。
続きが気になる終わり方でしたから、シーズン2がどうなるのか楽しみです。
ゲスト
アビゲイル – リーサ・レポ=マーテル
DATA
原題:The White Violin
放送日:2019/2/15
監督:ピーター・ホアー
脚本:スティーブ・ブラックマン
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