アンブレラ・アカデミー、シーズン2第7話から第8話のあらすじと感想です。
第7話 目には目を
ファイブはハンドラーとの取引を果たすため1982年へ。世界の終わりがなくなり元の時代へ戻る方法があるが、残り時間はわずか90分。ファイブ、ルーサー、ディエゴは手分して、他の兄弟姉妹に知らせに行く。
あらすじ・感想
ファイブは1982年、コミッションの幹部会議が開かれている場所に来ています。
ハンドラーと取引した通り、幹部を次々に殺し、AJのみ生かして持ち帰ります。
ファイブはお菓子の自販機に当たり散らしていたけど、もう殺しはやりたくないんでしょうね。
今回は家族のために仕方なくやっただけで、そのイライラが募って自販機に八つ当たりしたんでしょう。
ベンはクラウスの体を借りたいのですが、もちろんクラウスは拒否して眠らないように我慢しています。
もう限界になりクラウスは色々と条件を付けて、ベンに体を貸すことにしました。
前回、ベンがクラウスの体の中を通り抜けて一瞬入ったみたいで、霊はクラウスに乗り移ることができるということでしょうか。
シシーはハーランの定期健診に行く予定で、ヴァーニャに一緒に来てと言っています。
カールは牧場まで送ってくれとヴァーニャに言い、ヴァーニャはカールを送って行くことにしました。
カールはシシーとヴァーニャの関係に気づいているから、何か仕掛けて来そうですね。
レイモンドは活動が認められたと喜んでいて、さらなる活動について相談しに行くところです。
アリソンはレイを送り出しますが、ちょっと元気がない様子。
体調があまり良くないと言っているけど、未来を知っているから喜ぶ気にはなれないのでしょう。
ファイブはビニール袋に入れたAJをハンドラーに渡し、彼女からカバンを受け取ります。
こずるいハンドラーはカバンにはタイムリミットがあって、あと90分しか使えないと細工をしてありました。
ファイブは町中に散らばった家族を集めるのに時間が足りないと訴えますが、ハンドラーは聞いてくれません。
もちろん、ファイブは怒っていますが時間との勝負なので、そのままエリオットの店に帰ります。
ルーサーとディエゴはエリオットの遺体に布をかぶせ、殺し屋が残していったメッセージについて話し合います。
ルーサーが電話帳を調べオルガという名前を見つけて電話し、ディエゴが脅しています。
ちょうどファイブが血だらけで戻って来て、メッセージはスウェーデン語で「目には目を」という意味だと教えてくれました。
このルーサーとディエゴのおバカな会話が大好きです。
オルガというおばあさんが残忍な方法でエリオットを殺したと、本気で思ったのでしょうか。
ファイブが意味を教えてくれて、ディエゴがすまなそうに「よい一日を」と電話を切っていたのがさらに面白かったですね。
ハンドラーはコミッションの全員を集めて、幹部全員が殺され自分が仕切ると報告します。
ハンドラーに反感を持っているメンバーも多いでしょうし、そのうち反乱が起きそうです。
ファイブはルーサーとディエゴに元の時代に戻る方法があるがあと90分しかないと知らせ、時計を渡して手分して家族を集めに行きます。
ライラのことを気にしていたディエゴですが、ファイブから彼女はコミッションのメンバーだと聞いてショックを受けます。
ベンはクラウスの体の中に入り、空気や果物の味、土の感触などを楽しんでいます。
土に寝転がっていると、お目当てのジルがやって来て一緒に寝転がっておしゃべりを始めます。
ベンは好きになった女の子と楽しくおしゃべりできて、最初の目的は果たせましたね。
カールを送って来たバーニャ。
カールはシシーとのことを知っていると言い出し、出て行かなければハーランを施設に入れるとヴァーニャを脅します。
ヴァーニャを応援したい気持ちもありますが、カールとしては今まで家族としてやって来た妻が女性を好きだったと知ったショックは相当大きいから、ヴァーニャを追い出したい気持ちも理解できます。
ただ、やり方がちょっと乱暴で、普通に話して納得してもらうだけでよかったのでは。
こんな感じで兄弟姉妹にそれぞれゴタゴタが起きて、時間通りに路地裏に来たのはファイブとルーサー、クラウスだけ。
時間通りに指定した場所に来る、たったそれだけのことをできないとファイブが言っていたけど、それがアンブレラ・アカデミーなんでしょうね。
世界の終わりもそのまま続行、みんな元の時代にも戻れずで、もう少し60年代で冒険することになりそうです。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
エリオット – ケヴィン・ランキン
アクセル – クリス・ホールデン=リード
カール・クーパー – ステファン・ボガアート
キーチー – ダヴ・ティフェンバック
ジル – モーナ・トラオレ
オットー – ジェイソン・ブライデン
ハーラン – ジャスティン・ケリー
ドット – パトリス・グッドマン
ハーブ – ケン・ホール
ネッド – ジョナサン・マレン
ザーラ – マリアンナ・フォン
AJ・カーマイケル – ロビン・アトキン・ダウンズ
作品データ
原題:Oga for Oga
放送日:2020/7/31
監督:エレン・クラス
脚本:ニッキー・シーフェルバイン
第8話 7段階の症状
ファイブはかなり危険なプランを実行しようとしている。58歳の自分と対面してカバンを手に入れる計画。ヴァーニャはFBIに捕まりスパイだと思われている。コミッションに連れて行かれたディエゴは世界の終わりの原因を知ってしまう。
あらすじ・感想
ヴァーニャは目覚めるとFBIに拘束されていて、シシーとハーランはカールの元へ帰されたと知ります。
FBI捜査官はヴァーニャの取り調べを始め、彼らはヴァーニャがロシア人だと思ってロシア語で話しかけると、何故かヴァーニャはロシア語で返事をしてしまいます。
他のアカデミーの子達と違って訓練がなかった分ヴァーニャは勉強熱心で、色んな言語を学んでいたのでしょうか。
路地裏に家族がやって来なかったことをファイブは怒っていて、ルーサーはクラウスにアリソンの様子を見に行かせます。
アリソンとレイモンドが遺体を前に話し合っていると、クラウスがやって来て路地裏にアリソンが来られなかった状況を理解します。
フットワークが軽いクラウスは死体を埋めるか、燃やすかを尋ねます。
クラウスは最高ですね。
目の前に死体があるのに動揺もせず死体の処理方法をすぐに提案するとは、イカれたクラウスらしいです。
ハンドラーはライラがディエゴを連れて来たことが気に入りません。
ディエゴが自分しか信用しないと聞いて、仕方なくライラの希望通りコミッションに彼を迎えることにします。
ファイブとルーサーは店に戻り、ファイブには何か計画があるようです。
年寄りの自分が15分前にダラスにやって来て、ケネディ暗殺を見届けるそうです。
年寄りのファイブが持っているカバンを奪って、みんなで元の時代に戻るという計画です。
ただ問題があって、同じ時代に自分が2人いると、パラドックスで7段階の症状が起きてしまいます。
ファイブはルーサーに自分をサポートしてくれと頼み、一緒にカバンを手に入れるために向かいます。
SFでおなじみのタイムパラドックスというやつでしょうか。
かゆみや発汗、大きな怒りなど、タイムラインを壊すほどの影響ではなさそうですね。
FBI捜査官はヴァーニャを拷問にかけるため薬を与え、電流を流して情報を吐かせようとします。
ヴァーニャは幻覚を見始め、今のアンブレラ・アカデミーが食卓につきレジナルドがいました。
FBIはヴァーニャを痛めつけるなんて本当にひどいですね。
ファイブはバーで年寄りファイブを見つけてルーサーが声をかけに行き、3人で話し合います。
とうとうファイブ同士のご対面で、年寄りファイブはちょっと驚いていたみたいだけど割と冷静に話を聞いてくれそうですね。
ライラはディエゴをオリエンテーションへ連れて行きます。
映像が始まってすぐ教官が眠り始め、ディエゴは部屋を抜け出します。
ファイブはアポカリプスについてや2019年に戻った時に何が起きたか、計算を間違えたと年寄りファイブに伝えます。
正しい計算式を渡す代わりにカバンがほしいと取引を持ちかけ、年寄りファイブは少し考えたいとトイレへ行きます。
ディエゴは無限スイッチボードをいじっていると、ハーブがやって来て手を貸してくれます。
FBIビルで大規模な爆発が起きて大統領は死なず、ソ連との戦争が始まって世界の終わりが起きるようです。
ビルの爆発の中心にはヴァーニャがいました。
シーズン1の時と同じように、ヴァーニャが世界の終わりを引き起こしてしまうんですね。
今回のヴァーニャは自覚がない状態で拷問されていますから、ヴァーニャは被害者でしかありません。
ルーサーはトイレにいって年寄りファイブと話します。
彼は義眼を持っていましたが、義眼は何の役にも立たずアポカリプスはヴァーニャが引き起こすと伝えます。
年寄りファイブと今のファイブ、両方に7段階の症状が徐々に出始めていますね。
ルーサーは症状が出始めた2人の仲裁をできるのでしょうか。
世界の終わりの原因はやはり、ヴァーニャでした。
前のシーズンで存在感が薄かったディエゴが、今シーズンは大活躍。
ディエゴとレジスタンスのおかげで、どこでどうなって世界の終わりを引き起こすのかがわかってちょっとすっきりしましたね。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
アクセル – クリス・ホールデン=リード
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
カール・クーパー – ステファン・ボガアート
ウィリアム・ゲイツ – モーガン・ケリー
中年のファイブ – ショーン・サリバン
オットー – ジェイソン・ブライデン
ハーラン – ジャスティン・ケリー
ドット – パトリス・グッドマン
ハーブ – ケン・ホール
作品データ
原題:The Seven Stages
放送日:2020/7/31
監督:アマンダ・マーサリス
脚本:マーク・ゴフマン、ジェシー・マキューン
コメント