素晴らしき日々 シーズン3 第1話~第5話 あらすじ・感想

第1話 渚に消えたラブ・レター

あらすじ・感想

ケビンは毎年恒例の夏の終わりの家族旅行に行く予定で、姉や兄は旅行に行きたがっていないが、ケビンはどうでもよかった。旅行先は両親が新婚の時に行ったビーチだが宿泊先はボロいコテージで、姉や兄は文句ばかり言っている。

ウィニーの父親は家を出て行き、ウィニーは母とメイン州の親戚の家に行っていて、手紙ではウィニーはチップという男の子と知り合い、仲良くなったらしい。

旅行にはポールも同行しビーチで楽しくやっていたが、ポールはアレルギーで外に出られなくなってしまう。1人でつまらないと思っていたが、帽子を拾ってあげたのをきっかけにテリーという女の子と親しくなり、1歳年上のケリーとケビンはデートを楽しんでいる。

ある夜、ビーチでテリーとキスしケビンは告白するつもりだったが、テリーは海のないアルバカーキーへ帰るとのこと。手紙のやり取りをして、大人になったら会いに来てくれるのを楽しみにするしかなかった。


ケビンが知り合ったテリーは年上なのにいばったりせず、とても素敵で魅力的な女の子でした。
せっかく知り合えてキスまでしたのに、離れ離れになってしまって残念でしたね。

ひと夏の恋を経験して改めてウィニーと再会し、ケビンもせっかく女の子との付き合い方をちょっと学んだのだから、上手くいってほしいですね。

かわいそうなのはポールです。
車の中でも気分が悪くなっていたしやっとビーチに来たかと思ったら、何かの食べ物のアレルギーで部屋の閉じこもりっきりで全然楽しめませんでした。

そういえば、ウェインにキュートなガールフレンドができたみたいでしたが、演じているのがジュリエット・ルイスだと知って驚きました。

ゲスト

デロレス – ジュリエット・ルイス
テリー – ホリー・サンプソン

DATA

原題:Summer Song
放送日:1989/10/3
監督:マイケル・ディナー
脚本:マーク・B・ペリー

第2話 AとFのあいだ

あらすじ・感想

夏休みが終わって新学期が始まり、ケビンは下級生が入ってきてわくわくしている。新しい数学のコリンズ先生が授業を始め淡々と授業をしていて、まるで数学のロボットみたいだと感じていた。

先生は抜き打ちテストをやり、数学はいつもAかBのケビンは自信を持っている。しかし、今回の成績はDで先生の採点ミスではないかと答案を見せると、一箇所違っていてDマイナスになってしまう。

次のテストでも成績はDで、ポールも同じくらいかと思っていたらAで、ますます荒れてしまうケビン。憂さを晴らすためポールとバスケをやってコテンパンにやっつけ、八つ当たりして少しは気分がましになる。

先生から週に2回補習をやっていると聞いて教室をこっそりのぞいてみると、落ちこぼれの生徒ばかりだった。いくら勉強しても数学の成績は上がらないまま、ケビンは大きなテストを迎えることに。できる問題からやろうとどんどん設問を見ていくが、どれも理解できなかった。

ふとポールの方を見てテストの答えが見えそうだったが、ポールはケビンが見ているのに気づいて腕で答案を隠してしまう。


今まで得意だった科目でも学年が上がるととたんに難しくなり、ちんぷんかんぷんになってしまうというのはありがちですね。
ケビンも最初はやればできるとがんばっていましたが、Dから抜け出せなくなってしまいました。

今までAやBを取っていて自分は数学ができるというプライドがあるからこそ、素直にケビンは数学が難しいと認められなかったのでしょう。
テストを白紙で出した時に何か吹っ切れた様子で、父親に素直に話して勉強を見てもらったのは懸命な判断でした。

ポールは体はあんまり強くなくて運動音痴ですが、頭はいいみたいですね。
先生の授業にもついて行けて、Aを取れるなんてスゴいです。

ケビンがほんのちょっと数学を理解する入口に立って正解を答えられた時、ポールが笑顔でガッツポーズして一緒に喜んであげていた姿に友情を感じました。

ゲスト

コリンズ先生 – スティーヴン・ギルボーン
マティソン先生 – Joie Magidow

DATA

原題:Math Class
放送日:1989/10/10
監督:アンディ・テナント
脚本:トム・ガミル、マックス・プロス

第3話 運命のいたずら

あらすじ・感想

ケビンは子供の頃には大きく感じた家が、今では狭くて過ごしにくいと感じていた。ウェインが車の免許を取ることになり、兄が車に夢中になれば家で悠々自適に過ごせると兄を応援することに。

ポールに付き合ってケビンはショッピングセンターに靴を買いに行き、店の窓からふと外を見ると美しい女の子がいて一目ぼれしてしまう。ウェインは無事に免許を取得。

ケビンはポールとまたあの女の子を探しにショッピングセンターに行くため、母に車で送ってほしいと頼むと、ウェインはデートで車を貸してくれと頼んでいた。母の考えでウェインがケビンとポールを送って行くことになるが、ショッピングセンターの大分手前で下ろされてしまう。

2人は女の子を見つけて後を追い恋愛映画を見ることに。ケビンが女の子に声をかけた瞬間、ウェインが迎えに来て車でいたずらし、女の子にカッコ悪いところを見られてしまう。


相変わらず意地悪で弟にいたずらばかりするウェインですが、さすがに車で事故ったのは怖かったみたいですね。
ちゃんとケビンのことを心配して、父親に怒られないように2人で口裏を合わせていたところなどは、仲のいい兄弟だなと感じました。

ウェインは弟をからかったりしてかまっていないと気が済まないですし、ケビンも兄はそんな性格だと見抜いていて、対処法をちゃんと知っていますね。
兄弟げんかに巻き込まれたくないと、早々に帰ってしまったポールは賢明です。

今までウィニーのボーイフレンドが何人か出てきましたが、ケビンもウィニーに負けず劣らず惚れっぽいですね。
今回の女の子はかなりの美人でしたし、ポールがいい仕事をしていました。

通りかかったケビンの憧れの女の子を見つけたのもポールですし、カーラ経由で彼女の情報をケビンのために仕入れてきたのもポールでした。

ゲスト

デロレス – ジュリエット・ルイス
ショッピングセンターの女の子 – ジェニファー・バロンズ

DATA

原題:Wayne on Wheels
放送日:1989/10/24
監督:ベス・ヒルシェイファー
脚本:マーク・B・ペリー

第4話 僕が木馬を降りる時

あらすじ・感想

子供の頃からいつも家に居る母だったが、ケビンは中学2年にもなるとかまいすぎてうっとうしいと感じるようになってきた。

友達同士でフットボールしていてシャツに血が付いたまま帰宅し、母に口うるさく言われないために、食堂でピザソースが付いてしまったとごまかす。しかし、ウェインにフットボールをやっていたことを告げ口され、母にはバレてしまったようだ。

翌日、みんなでフットボールしている所へ母が車で通りかかる。その後、母が学校にケビンを迎えに来てズボンを買いに連れて行かれ、フットボールをやらせないため、明日は靴を買いに行くとのこと。

ケビンは母との約束を破りフットボールをやっていると、母が車でやって来る。はっきりと自分はもう大人だと主張し、言いなりにはならないとフットボールをやり始める。

少し暗くなって来てポールは帰ろうと言うが、ケビンはもう1試合やろうと提案。2人にタックルされたケビンは手を痛めてしまう。


親は子供のことがいつまでも心配ですから、ノーマがケビンにあれこれ口出ししたり、フットボールは危いと止めようとする気持ちもわかります。

ケビンの方からしたら、13歳にもなって母親があれこれかまってくるとウザいと感じますし、友達との楽しい遊びを禁じられてしまうならなおさらです。

友達と一緒に遊んでいる所へ車で母親が迎えに来るだけでも、この年頃だとカッコ悪いと感じてしまうでしょう。
ポール達に母親とショッピングに行ったと言えなくて、父と車の修理をしたとウソを付いたのも、カッコ悪いと思われたくないからですね。

怪我をして帰って来て心細い感じていたケビンは、以前のように母に手当てしてほしかったはずです。
でも、ノーマはかまってほしくないというケビンの気持ちを察して、手当ての方法を教えてくれたというのは、新たな親子関係の始まりのようでした。

ゲスト

デロレス – ジュリエット・ルイス

DATA

原題:Mom Wars
放送日:1989/10/31
監督:ダニエル・スターン
脚本:トッド・W・ランジェン

第5話 すべての光を君に

あらすじ・感想

学校で「わが町」という劇をやることになり、ポールとウィニーがオーディションに参加する。ケビンは去年、劇に出て大変な思いをしたので、今年は楽できる照明係をやることに。ウィニーはヒロインに選ばれ、ポールは残念ながら落ちてしまう。

ケビンはポールに一緒に照明係をやろうと誘うと、やる気満々だった。授業をサボれるという理由で照明係になったケビンはポールに全て任せ、ポールはケビンを助手に指名しあれこれやらせようと指示ばかり出している。

ウィニーは暗記は得意でセリフを覚えているはずなのに、演じているとセリフが飛んでしまって落ち込んでいる。ケビンはウィニーの力になりたいと話しかけ、彼女が言ってほしいという言葉をかけてあげる。

どうやら、劇を見に別居中のウィニーのパパがシカゴから来るらしい。そして、劇の当日、緊張しすぎたポールは倒れ、ケビン1人で照明係をやらなくてはならなくなる。


そういえばケビンはホワイト先生からほめられて、劇に出ていましたね。
さすがに大勢の前で役を演じる大変さを痛感したのか、劇に出たいと言うウィニーやポールに止めておけとしきりに言っていました。

ケビンはただ授業がサボれるからという理由で照明係になりましたが、まじめなポールはあれこれ細かく場面ごとに照明を考えたりして、ケビンはめんどくさくなったのでしょう。
肝心な本番でポールが倒れてしまうのは何となくお決まりのパターンという感じです。

何でもそつなくこなすイメージがあったウィニーですが、劇には苦戦していました。
それにもちゃんと理由があって、ウィニーがおかしいと気づいたのは親しいケビンだからこそです。

別居中だった父が劇を見に来てくれることで、かなり緊張していたのでしょう。
そんなウィニーを支えようと「がんばれ」とつぶやきながら、光を当てていたケビンがカッコよく見えました。

ゲスト

ジョージ – ライアン・フランシス
ウィニーの父 – H・リチャード・グリーン
ウィニーの母 – リン・ミルグリム
ウェバー – ニコラス・ホーマン
ウェブ – パーカー・ジェイコブス

DATA

原題:On the Spot/Our Town
放送日:1989/11/7
監督:マティア・カレル
脚本:マシュー・カールソン

素晴らしき日々

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