第21話 姉の選んだ旅
あらすじ・感想
アーノルド家は古くなり、父とケビンとで修理している。カレンがちょうど帰省していて、お皿を貸してほしいとのこと。大学の寮を出て一軒家を借りルームメイトと一緒に住むと言っていて母は反対しているが、父は家賃が寮費よりも安いと聞いて賛成する。
家は古くて修理が必要らしく、週末に両親とケビンとで大工道具を持って様子を見に行くことに。姉の言っていたよりもはるかに家は古く、父は腕を発揮できそうだと張り切っていた。
修理の前にランチを食べようと準備していると、男性が食料品を持って来てくれた。いったん男性は引き上げるが、すぐに戻って来て一緒にテーブルにつく。
カレンはまだ家族に話していなかったが、彼はマイクという名でカレンのルームメイトだった。父は散歩に行くと出て行ってしまい、母はカレンと話し合うため2人きりにしてほしいと言っていて、ケビンはマイクとバイクで出かける。
カレンも恋愛する年齢ですから、男性と同棲することになってもおかしくないですね。
ジャックもカレンが心配だしまだ大学生ですから、同棲を許せない気持ちはわかります。
きっと、ノーマもジャックと同じ意見でしょうし、カレンが寮を出ると言っていた時にあれこれしつこく聞いていたのも心配していたからでしょう。
寝室4つのうち3つが修理中なら「姉貴はどこで寝るの?」と素朴な疑問をぶつけたケビンに悪気はなく、これがきっかけで騒動に発展してしまいましたね。
ジャックとカレンがぶつかったまま今回は終了となりましたが、その後の展開がきっと描かれるでしょうね。
DATA
原題:The House that Jack Built
放送日:1991/5/1
監督:ケン・トポルスキー
脚本:マーク・B・ペリー、マーク・レヴィン
第22話 卒業
あらすじ・感想
ケビンもいよいよ中学卒業が近づいていて宿敵ベッキーともおさらばできると喜んでいるが、ホワイト先生など忘れがたい思い出もある。
ウィニーは卒業したらどうなるのだろうと心配していて、ケビンはポールとウィニーと自分3人は一緒で何も変わらないと告げるが、ウィニーからポールは私立の高校へ行くと聞かされる。
ポールから何も聞いていなかったケビンはショックで、ついポールに嫌味なことばかり言って怒らせてしまう。
卒業式当日の朝、ポールとのことで落ち込んでいて街を散歩していたら、ホワイト先生が車で通りかかる。思い悩んでいるケビンを車に乗せ、先生は街が見渡せるお気に入りの場所へ連れて来てくれた。
妊娠中の先生は様子が変になり、陣痛が始まりすぐに病院へ連れて行ってほしいと頼む。周りは高台の何もない場所で、ケビンは運転したことのない車を運転し、病院まで先生を運んで助けを求める。
そのままケビンは先生に付き添い、先生は無事に出産を終えて元気な赤ちゃんをケビンは腕に抱き、未来を担う命を感じていた。
ずっと幼なじみで小さな頃から一緒だったポールが別々の道を行くと知って、ケビンもかなりショックが大きかったのでしょう。
ポールの門出をお祝いするよりも友との別れがあまりに寂しすぎて、つい思ってもいないことを口走ってポールを怒らせてしまいましたね。
ケビンとポールの仲直りで卒業式かと思いましたが、ホワイト先生の陣痛をはさんでくる辺りがこのドラマらしいです。
ケビンは初の車の運転、憧れの人の出産、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして、色んなことを感じたはずです。
病院に付き添って看護師さんから赤ちゃんが生まれたことを知らされ、一番に抱っこするなんて、ホワイト先生の旦那さんの代わりまでやっていました。
出産騒ぎで卒業式には出席できなかったのかと思いましたが、ちゃんと間に合ったようでよかったです。
きっと、ケビンにとっては忘れられない中学の卒業になったでしょうね。
ゲスト
アイダ・ファイファー – ステファニー・サティ
DATA
原題:Graduation
放送日:1991/5/8
監督:マイケル・ディナー
脚本:ボブ・ブラッシュ
第23話 楽しかりし中学時代
あらすじ・感想
ケビンの中学時代の思い出を振り返る総集編。
ケビンが教わった個性豊かな先生との出会いや思い出がよみがえる。
厳しかった体育教師のカトリップ先生、スライドを中心に授業を進めるキャントウェル先生、教育実習でやって来た先生などたくさんいたが、憧れを抱いていたホワイト先生と数学のコリンズ先生はケビンにとっては印象的だった。
家族との思い出も多く、自分のルーツを知りたくて母や父に尋ねたこと、姉のボーイフレンドがいい加減な男だったことなどが思い出される。
特に兄ウェインとはいつもけんかばかりでいじめられる一方だったが、だんだんと立ち向かえるようになってきた。
親友のポールとはいつも理解し合っていたが、ちょっとしたことでけんかになることもあった。
ウィニーとの恋も波乱万丈で、やっと両思いになれて付き合ったこともあったが、ウィニーの両親の離婚で離れ離れになり関係も変わっていく。
ドラマがスタートしたのがケビンが中学に入る前の夏休みからで、中学卒業で締めくくられました。
ちょうど、ケビンが12歳から14歳までの間の出来事でしたね。
総集編を見ながら、とても懐かしく感じました。
やはり、ケビンとウィニーとの関係はケビンにとっても大きな変化だっただけあって、たくさん出て来たなという印象です。
ケビンは元々童顔だけど12歳のケビンは本当にかわいらしくて、キュートでした。
ポールも中学に入った頃よりも身長が伸びて男の子っぽくなったし、ウィニーもずいぶん大人っぽくなりましたね。
メガネウィニーがチラっと出てきて、とても新鮮でした。
どの話も心温まるものばかりで、とても素敵な中学時代を過ごしたんだなと改めて感じました。
DATA
原題:The Wonder Years: Looking Back…
放送日:1991/5/15
監督:ニック・マーク
脚本:マーク・B・ペリー、マーク・レヴィン
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