第6話 未熟な英雄
あらすじ・感想
ケビンとウィニーはいつも通りデート中でケビンは次のステップに早く進みたいと思っているが、ウィニーは今のままで十分だと思っているらしい。ケビンは男友達に付き合いの長いウィニーとのことをあれこれ聞かれ返事に困るが、チャイムに救われる。
両親が泊りがけで出かけるのでケビンはウィニーと2人きりで過ごすチャンスだと、家で一緒に勉強しようと誘う。リビングをロマンチックな雰囲気にするがウィニーがやって来ると暗いと言い出し、キッチンで勉強することに。
そのうち2人で映画を見ながら思い出話を始め、2人ともソファーで寝てしまう。朝になりケビンはあわててウィニーを起こして送って行く。
翌日、何となくイライラして体育の授業でクラスメイト達に八つ当たりし、ロッカールームであれこれ聞かれて、つい昨日はウィニーと朝まで一緒だったと誤解させるようなことを言ってしまう。
ランチタイムに2人でカフェテリアにやって来ると噂が広まっていて、ケビンもウィニーも友達に囲まれてあれこれ聞かれてしまう。
何度目かのケビンとウィニーの別れだったけど、今回は完全にケビンが悪いですね。
高校生だから噂にならないはずがないしケビンが嘘を言ったわけじゃないけど、みんなに見栄を張りたくてそれっぽくほのめかしていました。
噂は猛スピードで広まってしまったみたいだし、当然、ウィニーの耳にも入ってひどく傷ついてしまいました。
パパのアドバイス通り謝りに行ったのは良かったけど、心からの謝罪というよりは自分の立場を理解して許してほしいと勝手なことを言っていたから、ウィニーの怒りがさらに大きくなってしまいましたね。
ナレーションでも言っていたけど、どんなに大事な存在かというのは失って初めて気づくものです。
高校に入ってからのウィニーは中学の頃みたいにケビンを振り回していた感じでもなかったし、仲良く自分達らしく付き合っていこうと思っていたのかもしれないですね。
ゲスト
ケニー – チャンス・クイン
ジェイ – ジェイソン・ホルスト
DATA
原題:White Lies
放送日:1992/10/28
監督:ピーター・ボールドウィン
脚本:ジョン・ハーモン・フェルドマン、ロビン・リオーダン
第7話 それぞれの愛
あらすじ・感想
ケビンはウィニーと何とか仲直りしようと話しかけるが、相手にしてもらえない。ウェインはノーコムで働き始めて半年が経ち、ボニーという恋人もできる。
アーノルド家へボニーがやって来て家族と食事しながら離婚したことがあり6ヶ月の子供がいると告白すると、ノーコムの社員ピクニックにボニーと子供も誘うよう両親はウェインにすすめる。
ケビンはウィニーに大きなクマのぬいぐるみを買って家に行くが、男の子と勉強中だった。バーガー店でウィニー達のグループと鉢合わせして気まずい雰囲気の中、最近転校して来たというシンディと店で知り合い、ピクニックに誘う。
ピクニックの日、ケビンはおしゃべり好きなシンディにうんざりしていて、ウェインの元へ。ウェインは赤ちゃんをあやしながらボニーとの将来や、赤ちゃんと一緒にキャッチボールをやる夢などを語る。
ウェインは職場では上手くやっていて、自分では気づかない才能を使ってみんなと仲良くなり、仕事もスムーズにいっているみたいですね。
素敵な恋人ボニーとも付き合っているけど離婚していて子供までいるとなると、親なら心配になるのも当然です。
ボニーの子供デービッドの親になるとウェインなりに考えて決めて、両親が反対する中家を出てボニーと暮らし始めるなんて、ウェインも成長しましたね。
ケビンの方は相変わらずウィニーを引きずっていて、元に戻りたいとあがいていました。
色々ありすぎて話を聞いてもらいたかった相手はウィニーで、そんな辛い気持ちをウィニーも察してくれて良かったです。
カップルに戻れるかどうかはわかりませんが、昔からの友達には戻れたように見えましたね。
カレンが結婚して遠くに行きウェインまで家を出てしまって、アーノルド家も少しさびしくなってしまいました。
ゲスト
シンディ・フレミング – ヘザー・シュピーゲル
フィル・スティーブンス – ブレット・アンソニー
DATA
原題:Wayne and Bonnie
放送日:1992/11/11
監督:グレッグ・ビーマン
脚本:サイ・ローゼン
第8話 僕のアルバイト奮戦記
あらすじ・感想
ケビンは週に2回、中国料理の出前を届ける宅配の仕事をしている。いつもで前を取ってくれる老女のタンボラさんは話が長く、コーラをご馳走になって何とか料金をもらって店へと戻る。
次の配達に行く前にウィニーに遅くなりそうだと電話していたら、店主のチョンさんに電話を切られ早く行けと怒られてしまう。配達の途中で同い年くらいのピザの宅配の青年と出会うが、嫌味なヤツだ。
車でスピード勝負しようとお互いにその気だったが、信号が変わってすぐ相手が飛び出し、スピード違反で警察に捕まってしまう。
ヒッピー風の人達が集まっている家へ配達に行くと、チップをたくさんもらってケビンは大喜びしている。ピザ野郎の仕返しでレッカー車を呼ばれ車を返してもらうのに30ドルも取られて、今日のケビンの稼ぎが吹っ飛んでしまう。
今度はケビンが仕返しする番でいたずらでピザを注文し、タンボラさんの家に届けさせる。バイトが遅くなりウィニーとは結局会えずじまいで、店主からは残業を頼まれてしまう。
数時間ほどのバイトの間に、ケビンには色んなことがありましたね。
ピザの配達人はいわば同業者でケビンと同じ年頃の子みたいだったから、同じ苦労を分かち合って友達にでもなるかと思ったら正反対でした。
ウィニーには会えないし稼ぎはレッカー移動でパーになるし残業を頼まれるしで、ケビンには散々な1日でしたね。
ただ、最後の配達先が公園で、注文したのがウィニーだったのがロマンチックでした。
店主はお客さんがウィニーだと知っていて、ケビンに行かせたのでしょうか?
それとも、ウィニーが配達人はケビンでと、指名でもしたのかもしれないですね。
1日の終わりにウィニーに会えて、ケビンも疲れが吹っ飛んだはずです。
「ピザでも頼む?」とウィニーがケビンに聞いていたオチも最高でした。
ゲスト
チョン – マイケル・ポール・チャン
タンボラ – エレン・アルベルティーニ・ダウ
DATA
原題:Kevin Delivers
放送日:1992/11/25
監督:アーサー・アルバート
脚本:フランク・レンズーリ
第9話 父の決断僕の挑戦
あらすじ・感想
大学適性試験が近づいて来て、ケビンやクラスメイト達はナーバスになっている。デート中にウィニーまで試験のことを言い出し、ケビンは不安を抱えながらも試験に振り回されるのにうんざりしている。
帰宅すると父が不満を言っていて、長年勤めているノーコムの評価が気に食わないらしい。同僚のチャーリーはノーコムを辞めて、自分で事業を始めるとのこと。
ある日、家族で店に入ると偶然チャーリーと会い、父もノーコムを辞めてチャーリーと一緒に事業を始めると、家族は初めて知る。父は母とじっくり話し合ったらしく、脱サラを認めてもらう。
買おうとしていた物件が予想外に高く父は独立を諦めようとしていたが、母のすすめで資金を何とか工面することに。
ケビンは試験の勉強をしようとするがついテレビを3時間も見てしまう。夢の中で人生の選択問題を誤ってバラ色の人生を手に入れることができなかった。
海外ドラマを見ていると、大学適性試験のことはちょくちょく出てきますね。
進路を決める大切な試験で、ケビンや周りの友達がナーバスになっているのもわかります。
ケビンも勉強しなきゃいけないというのはわかっているんだろうけど、10分だけテレビを見ようとつい楽しい方に逃げてしまいたくなったのでしょうね。
ジャックのおかげで試験にしっかり臨むことができて、またケビンも少し成長しました。
ジャックも思い切ったことをしましたね。
何でも話し合う夫婦というイメージだったから、ノーマにも知らせず先に行動していたのは意外でした。
きちんと気持ちを伝えてノーマが納得してくれたからこそ、予想外の出費にもノーマは後押ししてくれたのでしょう。
アーノルド家の生活が一気に変わりそうで、これからも楽しみです。
ゲスト
チャーリー・バレット – ジョン・プレシェット
グレイビン – ウィリー・C・カーペンター
ルーブナー – パット・クロフォード・ブラウン
モンティ・ホール
DATA
原題:The Test
放送日:1992/12/2
監督:ケン・トポルスキー
脚本:ロビン・リアダン
第10話 クリスマス・プレゼント
あらすじ・感想
クリスマスが近づいて来る中、母が大学を卒業し家族みんなで父の会社を見に行く。今年は大きなクリスマスツリーを買って来て、ウェインとボニーも飾り付けを手伝っている。
ケビンはウィニーのプレゼントを買おうとデパートへ行くと、大きなプレゼントの箱を抱えたばったりウィニーを会う。自分へのプレゼントだと思ったケビンはふさわしい物を選ぼうとカシミアのセーターを手に取るが、99ドル99セントもして手が出せない。
仕事が好調な父からお金を借りようとするが、10ドル借りられただけだ。バイト先の店主と交渉して少しだけ時給をアップしてもらうが、クリスマスイブも働くハメに。
父は会社で共同経営者のチャーリーと待ち合わせしていたがやって来ず、チャーリーは事業から手を引いたとのこと。父1人ではローンが借りられずクリスマスどころではなくなり、飾り付けの電気もつけず父は電卓片手に資金繰りを計算している。
じんわり心温まるクリスマスエピソードで、ジャックとノーマがとても素敵でした。
ケビンはウィニーへのプレゼント選びであれこれ大変だったけど、バイトをがんばっていい物をプレゼントすることができましたね。
ウィニーからのプレゼントはバンドのレコードで、しかも、ケビンがあまり好きじゃないバンドだったというオチが最高でした。
金額がお互いに見合っていないしケビンが欲しかった物じゃなかったのに、ケビンは満面の笑顔でうれしそうにしていて、とても優しいですね。
ジャックは事業の危機だったけど、ノーコムには戻らないときっぱりと言えたのがスゴかったです。
事業に誘ったチャーリーは安定を選んだけど、自分で決めたことだからと信念を貫き通していました。
ジャックに内緒で銀行に行って、話をつけて来たノーマも行動力がありますね。
アーノルド夫妻はお互いのことをわかっていて、支え合っていて本当に素敵です。
ゲスト
チャーリー・バレット – ジョン・プレシェット
チョン – マイケル・ポール・チャン
キャロリン – ローレル・アダムス
DATA
原題:Let Nothing You Dismay
放送日:1992/12/16
監督:ケン・トポルスキー
脚本:クレイグ・ホフマン
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