第11話 生かすか殺すか
あらすじ・感想
ダリルがランダルを拷問し、彼が元いたグループは30人くらいいて、ギャングのようだと聞き出す。見つかったら男は殺され女は辱められると知り、リックはランダルの処刑を決断。
しかし、デールは処刑に反対して夕方まで待ってくれとリックに頼み、1人1人を説得して回る事に。アンドレアはデールの意見には反対だったが、デールの頼みで誰かが勝手にランダルを殺してしまわないように見張りを引き受ける。
アンドレアとシェーンが外で話している隙にカールが納屋に入り込み、ランダルはカールを取り込んで開放してもらおうとする。シェーンが気づいてカールに納屋には近づくなと忠告して追い出す。
カールはソフィアの墓にやって来るとキャロルが近づいて来てソフィアは天国にいると言うが、カールは天国なんてないとキャロルを傷つけるような言葉を投げつける。キャロルはリックとローリに、子供をちゃんとしつけるようにと怒鳴ってしまう。
誰もデールの意見には耳を傾けず処刑には賛成で、ハーシェル達は関わりたくないと中立の立場に。
カールはダリルのバッグから銃を盗んで一人で森に入る。沼に足を取られて動けないウォーカーに石を投げたり、銃を構えて撃とうとしていた。ウォーカーが少し動いてカールの足をつかみ襲い掛かってくるが、運よくカールは逃げ出す。
夕方になりみんなが集まってランダルの処遇を話し合うが、処刑に反対する者のがデールくらいだったので、最終的に銃殺することに決定する。デールは落胆し、グループは崩壊だと言って出て行ってしまう。
グループの良心とも言えるデールがあんなことになってしまって残念です。
みんなはランダルを殺そうとしている中、若者1人の命がかかっているとデール1人が頑張っていました。
みんなもデールが言っていることは正しいとはわかっていても、危険を避けるためには仕方ないと妥協していたのかもしれないですね。
カールは子供だから仕方ないですが、ランダルに興味を持って近づいたりダリルの銃を持ち出したりと、やりたい放題でした。
ちょっと行き過ぎたところが多かったですから、リックやローリにバレたら大目玉を食らうでしょう。
土壇場でリックはランダルを殺すことを思いとどまりましたが、これにシェーンが反発してひと波乱ありそうです。
唯一ほっこりしたエピソードは、ハーシェルが代々受け継がれてきた懐中時計をグレンに託したことですね。
グレンはマギーの相手として、ハーシェルに認めてもらえてよかったです。
DATA
原題:Judge, Jury, Executioner
放送日:2012/3/4
監督:グレゴリー・ニコテロ
脚本:アンジェラ・カーン
第12話 深い森の中で
あらすじ・感想
グループにとって大きな存在だったデールの死を悼み、農場周辺のウォーカーを一掃する。デールの意見を尊重して食料などを用意し、リックはダリルとランダルをどこか遠くまで連れて行って開放することに。
冬が近いこともあり、ハーシェルはリック達を家で一緒に暮らそうと招待する。
仕事中のシェーンの元へカールがやって来て、自分が仕留め損ねたウォーカーがデールを殺したと自分を責めていた。ダリルのバッグから盗んだ銃をシェーンに渡し、ダリルに返しておいてくれと頼む。
ローリはシェーンに助けてくれた事や支えになってくれた事への感謝の気持ちを言葉にする。シェーンはカールの件をリックに話し、一緒に過ごす時間を持てとアドバイス。
納屋で見張りをしているカールを見つけ、リックはデールが死んだのはカールのせいじゃないと慰めて元気付け、ダリルの銃はそのまま持っておけと渡す。
シェーンは納屋に向かってランダルの様子をチェックし、彼を逃がして一緒に森に入る。ランダルに彼らのキャンプの場所を聞き、仲間に入りたいと告げる。
その頃、ランダルを逃がす準備が整いTドッグが納屋を見に行くと、ランダルの姿は消えていた。
シェーンは油断しているランダルの首を折って殺した後、自分から木にぶつかって怪我を演出し、仲間の所へ戻ってランダルが逃げたと嘘の報告を。
石で殴られて銃を奪われたと告げ、ランダルが逃げた方向を指差す。ランダルを探すため、リックとシェーン、ダリルとグレンは二手に別れて森に入る。
表にこそ出していませんが、デールの死はみんなそれぞれ堪えていましたね。
素直なグレンはキャンピングカーの修理をしながら、デールがいない寂しさや最後にデールの意見に反対したことを嘆いていました。
そして、とうとうこの時が来てしまいましたね。
リックvsシェーンはいつかは直接対決になるとは思っていましたが、こんな形で対立することになるとは驚きました。
シェーンは納屋のランダルの所へ行った時からおかしかったですが、彼を殺して逃げたことにして、リックを始末しようと決めていたようですね。
ただ、予想に反してリックにナイフで反撃されてしまったし、ダリルにもシェーンがウソを付いていたことがバレしまいましたから、計画通りいったとしても、仲間達からは裏切り者扱いされたことでしょう。
シェーンの件に加えて、銃声で森の中にいたウォーカーがどっと農場に押し寄せて来そうですね。
シーズンフィナーレは農場死守のためにみんなでウォーカーと戦う展開なのでしょうか。
DATA
原題:Better Angels
放送日:2012/3/11
監督:ガイ・ファーランド
脚本:イヴァン・ライリー、グレン・マザラ
第13話 壊れゆく人格
あらすじ・感想
アトランタ市内の上空をヘリが飛んでいて、大量のウォーカー達がヘリの音のする方向へと進んで行く。カールはゾンビ化したシェーンを銃で撃ち、銃声に引かれてウォーカー達が森や農場へと集まって来る。
ランダルを探しに出たダリルとグレンが農場に戻り、ランダルが死んだことやシェーンが殺したらしいことをみんなに伝える。
リックと農場へ戻ろうとするがとても農場までたどり着けないと踏んで、納屋へと逃げ込む。納屋の中に灯油をまいてウォーカーをおびき寄せ、上からカールがライターを落として納屋ごと燃やす事に。
農場へもウォーカーが押し寄せてきて、それぞれ車でウォーカーを引き付けて銃で戦っている。ダリルは納屋が燃えているのに気づき、ジミーをデールの車で迎えに行かせる。
リックとカールは納屋の上から車の屋根へと乗り移って脱出するが、ジミーはウォーカーの餌食になってしまう。仕方なく2人は車から降りて走って農場を目指すことに。
みんな全力を尽くして戦っていたが、ウォーカーの数が多すぎてこれ以上持たないと判断する。ローリとベスはTドッグの車、グレンはマギーの車、リックとカールはハーシェルを拾い、ダリルはバイクでキャロルを乗せ、それぞれ別々の方向へと逃げる。
ハーシェルは農場を守ると1人動こうとはせず、弾切れで危ういところへリックとカールが戻り命を救われ、リックは車でカールとハーシェルを乗せて脱出する。
逃げ遅れたアンドレアは持てるだけの武器を持ち、銃でウォーカーを撃ちながら森へと逃げ込む。夜が明けリック達はソフィーのための物資を置いたハイウェイで、みんなを待っていた。
シーズンファイナルらしく、大量のウォーカーとの死闘はなかなか見ごたえがありました。
あのヘリは一体どこから来て、誰が何のために飛ばしているのか謎ですね。
シーズン1からチラっと出て来ていましたが、いまだに種明かしなしです。
リックとカールは無事に納屋から脱出できてよかったですが、ジミーの犠牲ありきでデールの車も使えなくなってしまって残念です。
このグループといえばデールの車というイメージがありますし、グレンが後を引き継いで大事に乗ってほしかったですね。
リックはやるべきことをやり自分の命を守っただけですし、ものすごいプレッシャーや重圧を抱えていて、とうとう耐えられなくなったのでしょう。
みんなの前でキレてしまいましたが、今までのことを考えると仕方ないなと思います。
リックも言いたいことを言えて溜め込んでいたものを少しは吐き出せたでしょうから、次のシーズンではリックらしいリーダーシップを見せてほしいですね。
DATA
原題:Beside the Dying Fire
放送日:2012/3/18
監督:アーネスト・ディッカーソン
脚本:ロバート・カークマン、グレン・マザラ
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