奥さまは魔女 シーズン4 第17話~第20話 あらすじ・感想

第17話 モナリザの笑い

あらすじ・感想

サマンサが窓枠のペンキを塗っていると、クララおばさんがやって来る。おばさんはサマンサを助けようとして魔法を使いペンキ職人を呼び出すつもりが、レオナルド・ダ・ヴィンチを呼び出してしまった。

レオナルドはキッチンの調理器具にヒゲを巻き込まれるなど、20世紀の物に感動している。今の格好では目立ちすぎると、クララおばさんは魔法でダーリンのスーツをレオナルドに着せる。

その頃、ダーリンは会社で入れ替わりにレオナルドの衣装を着ていた。そんな中、ラリーがクライアントを連れて来てしまうが、ノリのいいクライアントは自分で考えて、レオナルド・ダ・ヴィンチのマネをしていると言い当てる。

ダーリンはそのままの格好で帰宅してサマンサから事情を聞くが、レオナルドがどこかへ行ってしまう。手分けして探しているとレオナルドは美術館にいて、大事な彫刻を壊して警備員に見つかってしまった。


王道バターンのクララおばさんの登場と魔法のミスで、今回も楽しませてもらいました。
世紀の大画家に歯磨き粉の宣伝アイデアを考えさせようだなんて、サマンサも大胆なことを考えつきましたね。

しかも、絵の具に見立てた歯磨き粉とは、とても楽しそうです。
おもちゃとしては最高だけど、歯磨き粉としては今イチなんじゃないでしょうか。

あれこれやっている間、クララおばさんは公園で1人ぼっちだったから、早く迎えに行ってほしかったです。
レオナルドが石を彫り始めた時は傑作ができると思いましたが、すぐに止められてしまったからちょっと残念でした。
クララおばさんの絵くらいは最後に見せてほしかったですね。

ゲスト

J・P・プリッチフィールド – アーウィン・シャロン
レオナルド・ダ・ヴィンチ – ジョン・アボット

DATA

原題:Samantha’s Da Vinci Dilemma
放送日:1967/12/28
監督:リチャード・キノン
脚本:ジェリー・メイヤー、ポール・L・フリードマン

第18話 恋のエンドラ

あらすじ・感想

エンドラはサマンサに昔から言い寄っているロロを誘って、3人で食事することに。ロロはサマンサには全く脈がないと見て、エンドラの誘いを断って姿を消してしまう。

親子でレストランで食事していると、偶然ダーリンとクライアントのキャラハンさんがやって来て、同席することに。香水を作っているキャラハンは新作「枯葉」をエンドラに渡し、中高年向けにエンドラにCMに出てほしいと頼む。

当然、エンドラはOKすることはなかったが、キャラハンも頑として譲らず、一緒にスティーブンス家で食事をしようと言い出す。エンドラはロロも呼ぶと言っていて、キャラハンはアートディレクターのウォルター夫妻も呼ぼうと盛り上がっていた。

エンドラはロロがデートしているところに現れて、恋薬を使ってサマンサをその気にさせろと指示する。ロロはサマンサに迫るが全く相手にしてもらえず、エンドラが言っていたように恋薬を酒に入れてサマンサに手渡す。

サマンサがお酒をテーブルに置いたまま席を外し、エンドラがその酒を一口飲むと、キャラハンに急に恋してしまう。ウォルターズさんも自分のお酒がなくなって恋薬入りの酒を飲んでしまい、妻を追いかけ回すように。エンドラはキャラハンと一緒に姿を消し、結婚式を挙げたいと判事の家に来ていた。


エンドラだけでなく、ウォルターズさんまで恋薬を飲んでしまって、スティーブンス家はドタバタ騒ぎになってしまいました。
ロロが意外にいい人で、エンドラを恐れながらもサマンサに協力してくれたから、寸前で結婚しなくてもすんだようなものですね。

エンドラvsサマンサの親と娘の魔法対決も面白かったし、アイデア勝負でお互いに乗り切っていて見応えがありました。
キャラハンさんもエンドラをおばさん扱いしていてとても失礼な人で、エンドラのご機嫌うかがいでダーリンやサマンサが何とか大事にならないようにフォローしていたのも笑えました。

プライドの高いエンドラからしたら、自分が騒動に巻き込まれて人間と結婚しようとしたなんて、許せないことでしょう。
これにこりて、しばらくはおとなしくしているのではないでしょうか。

ゲスト

ハリエット・ウォルターズ – ジョーン・トンプキンス
ビル・ウォルターズ – ヘンリー・ベックマン
ロロ – ロン・ランデル
ボー・キャラハン – アーチ・ジョンソン

DATA

原題:Once in a Vial
放送日:1968/1/4
監督:ブルース・ビルソン
脚本:ジェームス・S・ヘナーソン、エド・ジュリスト

第19話 4年目のニラミあい

あらすじ・感想

ダーリンは久々に家に早く帰れると電話するが、ラリーから新規クライアントを獲得する作戦を聞かされる。その相手とは、かつてのダーリンの恋人シーラの父、ソマーズさんだった。ダーリンとシーラのコネを使って、まずはソーマズさんに近づくため、シーラがよく行くレストランに2人で行こうと言い出す。

ダーリンはサマンサに新しいクライアントの接待があるとウソを付くが、エンドラは怪しいとにらんでレストランへ。シーラといちゃつきながら食事していると、ウエイトレスに扮したエンドラが料理をダーリンにぶちまける。

翌日、お怒りモードのサマンサにダーリンが言い分けして、シーラのパーティーは断ると言うが、サマンサは逃げたくないと一緒に出席しようと決める。パーティーには普段着でと言われていたが、前回ひどいめにあったサマンサはダーリンと一緒に正装で出かける。

しかし、シーラの言った通り、みんなカジュアルな格好でパーティーに来ていた。4年前と同じでダーリンとは席を離され、シーラはサマンサの名前すらまともに呼ぼうとしない。ダーリン達は仕事の話になり、サマンサはシーラ達のグループに加わるが、彼女の失礼な態度にとうとう切れてしまう。


懐かしのシーラ登場で、やはりサマンサが魔法で仕返しするハメになりました。
4年も経っているのにシーラは相変わらずダーリンにモーションをかけていて、それだけでもサマンサからしたら腹が立ちますね。

サマンサの名前すら覚えようとしないのか、わざと間違えて呼んでいるのかはわかりませんが、エンドラに通じる意地の悪さがシーラにはあります。

4年前と同じでサマンサはシーラに腹を立ててしまって、魔法でうっぷん晴らししていました。
相変わらず黒髪はカツラで洋服がセクシーに脱げてしまったのは、4年前のオマージュなのかなって思いました。
あれだけ魔法でシーラをコテンパンにしたから、サマンサは今度もすっきりしたのではないでしょうか。

ゲスト

ソマーズ氏 – フランク・ウィルコックス
シーラ・ソマーズ – ナンシー・コヴァック

DATA

原題:Snob in the Grass
放送日:1968/1/11
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:エド・ジュリスト

第20話 もしサマンサがいなければ

あらすじ・感想

エンドラは朝からダーリンに色んないたずらを仕掛けていて、サマンサが怒って止めるよう約束させる。10時30分にダーリンは会社から帰宅し、エンドラのいたずらのせいでクライアントを失くし、ラリーにクビになったと怒っている。

こんなことになるなら、2人が会わなきゃよかったという意見が出てきた直後、ダーリンが姿を消し、エンドラが現れる。エンドラはダーリンの望みをかなえ、サマンサと出会わなかった時間に飛ばしたと言っている。

ダーリンのことが気になるサマンサは、エンドラと今のダーリンを見に行くことに。サマンサと結婚していないダーリンは派手な服装で派手な車を乗り回し、デカいオフィスで独身を楽しんでいるらしい。

ラリーはダーリンの名前を会社に加え、社長待遇で迎えると励ましている。そんな中、シーラがやって来て、ダーリンと10日後に結婚予定だとのこと。ダーリンは幸せそうだとエンドラは決め付けて帰ろうとするが、サマンサはまだ納得していない。

ダーリンとシーラのパーティーにサマンサとエンドラももぐりこんで、様子を伺うことに。豪華な結婚式のプランをシーラの父が発表して場は盛り上がっていたが、ダーリンは1人テラスにタバコを吸いに出て来て、何となく物悲しさをかもしだしていた。


仕事ができるダーリンは、独身のままでも成功していたことでしょう。
前回に続きシーラ登場でしたが、やっぱりダーリンはシーラとじゃ上手くいかなかったのでしょう。

いくら仕事で成功してゴルフや船などの豪華な趣味を持っていても、サマンサがいない寂しさで何となく充実感を得られていないみたいでしたね。
サマンサが姿を現したとたん、ダーリンが輝いて見えて、素敵な笑顔を向けていたのが印象的です。

やっぱりダーリンにはサマンサが必要で、彼女のいない世界では何かが欠けていて、本当に幸せにはなれないのでしょう。
エンドラもそれに気づいてしまったからこそ、ダーリンを元に戻して、これからも、エンドラvsダーリンの戦いは続きそうですね。

ゲスト

ソマーズ氏 – フランク・ウィルコックス
アル – Paul Barselou
シーラ・ソマーズ – ナンシー・コヴァック

DATA

原題:If They Never Met
放送日:1968/1/25
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:ビル・イデルソン、サム・ボブリック

奥さまは魔女

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